搾乳育児。
世のママの数だけ、授乳の仕方がある。
誰一人、同じ方法はないと思う。
長女のときは、直接母乳(以下、直母)をするものだと思っていて、
実際、直母をするために、入院中から頑張った。
でもなかなかくわえてもらえず。
入院中は、まともに直母で授乳出来なかった。
はじめての事だったので、
母乳でこんなに悩むとは思ってもみなかった。
退院前に急いで、哺乳瓶やら、消毒液やらまるまる買っておいてもらった。
「段々と赤ちゃんも覚えてきますから大丈夫」
「まだお口が小さいからね」
「張ってきたら、少し搾乳してから飲ませてあげるといいかもね」
たくさんアドバイスももらって、
段々とできるだろうと思っていた。
しかししかし、
本当に出来なかった。
長くなるので省くが、本当に頑張った。
何度も何度も、
授乳の時間が嫌になるくらい、
傷ついた乳首と痛い思いを我慢して、
何度も何度も練習した。
助産師さんに自宅に何回か来てもらったりもしたけど、
ダメだった。
母乳神話が頭にこびりついて離れない。
そんなに気にしていたつもりはないのに、
なぜか意地になって、
直母をしなきゃと必死だった。
幸い、母乳自体は出ていたので、絞って飲ます事は出来た。
手絞りがつらくなってきたので、
手動の搾乳機を買った。
そこから始まった、搾乳育児。
と、私勝手に呼んでいる。
要は混合育児。
搾乳した母乳を哺乳瓶で飲ませて、
足りなければミルクを飲ませてあげる。
毎回、授乳の前に絞ったり、
ミルクを間に挟めて間隔をあけたり…と、
大変だったけど、
割と自分には合っていたように思う。
なにより、母乳を飲ませてあげれることに、
私が勝手に抱いていた罪悪感を消せた。
メリット
・母乳がどれくらい出て、どれくらい飲ませたかを目で見て判断できる
・保存ができる
・飲む量が把握できる為、ミルクの量も調整しやすい(飲ませすぎなどが防げる)
・哺乳瓶で飲ませるから、自分以外にも頼める(中身は母乳で、なおかつ自分以外に頼めるのが、気持ち的に楽だった)
デメリット
・新生児期の、2〜3時間おき授乳のときも、毎回絞るのが疲れる
・搾乳機を毎回洗浄・消毒するのがめんどくさい
・(私の場合)出なくなってくるのが早い。
合う合わないあると思うが、
「せっかく出るから飲ませたいな」という気持ちが一番だった。
私の場合、長女のときは3ヶ月程度で出なくなってミルク育児に切り替えた。
次女にいたっては、産後にぎっくり腰やじんましんを発症し、薬を飲む必要があった為、母乳をストップした期間があり、そこからどんどん量が減った。
生後2ヶ月の今では、1日に1、2回だけ搾乳した母乳を飲ませる程度になった。
出せる間は、飲ませてあげよう。
それくらいの気持ちでいれるようになって、
どっかのタイミングで楽になった。
なにが正しいとか、
なにがダメだとか、
そんなことは全くなくて、
自分の心、精神が一番落ち着くやり方を、
見つけていくのが良いと思った。
くわえてる時に不快感を感じることもあるから、
無理することないよ、と本当に思う。
母乳問題に悩んでいる方がいたら、
「こんなやり方してる人もいるんだ」
と、気持ちを楽にしてもらえたらいいな。
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