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具体的なつながり方研究、ついにスタート!

豊穣な社会研究センターの中にある、つながり方研究所ですが、4月5日、5月17日と対面(一部の方オンライン参加のハイブリッド)で勉強会を重ね、毎回、濃厚な懇親会での議論もセットで、ようやく方向性が見えてきました。

私が指導教員を務める学部4年生の落合君がつながり方研究で卒業研究に取り組むことになり、これもまた朗報。詳しくは別途、落合君にもエッセーを書いてもらおうかと思いますが、彼がこのテーマで卒論に取り組むことになったのも、天の導きとしか言いようのない展開。つながり方研究所の複数、というか結構な数のメンバー(大人たち)が、実は昨年度から落合君と何らかのつながりがあった、という奇跡的な状況です。これはやるしかありませんね。

7月に次回のつながり方研究所の勉強会が開催されますが、その回を、つながり方研究所のミッションを対話で明らかにしていく、創り上げていく、という機会にしたいと思っています。「総意の合意」など、様々なキーワードがあり得ると思いますが、いろんな得意技や関心を持つ多彩なメンバーが、つながり方研究所において何を目指すのか、そのミッションを創り上げていく過程自体が研究、なのです。

そのための準備会を6月2日(金)の午後に実施します。つながり方研究所の河野さん、落合君、所長(かつセンター長)の細田の三人が必須メンバーで、あと数人入っていただいて、対話しながらミッションを創り上げていくプロセスを練習します。この準備会自体の設計を河野さんが開始しています。落合、細田は、そのメソッドを6/2(金)に体験し、7月の本番の勉強会に向けて準備をしていく、という流れになっています。

さて、つながり方研究所では具体的な研究テーマがいろいろ設定され、動いていくと思います。

その中で、「幸せの定量化」に私は大変な興味を持っています。まだ著書などでしか学べていませんが、矢野和男さんのご研究に大変な興味を持っており、近い将来、つながり方研究所にお招きして、ご講演もいただきたいと思っています。矢野さんの方法論なども貪欲に吸収しながら、幸せである状況や、逆にそうでない状況をセンサーで計測、定量的に評価したいです。評価することが目的ではなく、困った状況にある個人、組織などの状況を改善したく、改善するためのメソッドはいろいろあり、具体的なメソッドを持っているメンバーがつながり方研究所に集っているため、それらのメソッドを実践し、改善のbefore/afterを定量的に評価したい、と思っています。

我が横浜国立大学の中にも、改善すべき状況、組織は無数にあります。
・頑張ってはいるけど、孤立しがちな状況にあり、一皮むけない研究者
・つまらない会議
・相性が良くない人が近くにいて仕事がやりにくい環境
・生産性の低い組織
・留学生と日本人学生が分断しつつある状況が各所に見られる土木工学教室
などなど、枚挙にいとまがありません。

これらの状況を改善していけるのであれば、それだけでつながり方研究所の存在意義はあるし、実践力を高めて、どんどん周囲と連携していけば、かなり面白い展開になるのではないかと思っています。

ご興味あれば、お問い合わせください!
お問い合わせは、センター長兼つながり方研究所の所長の細田まで(concrete@ynu.ac.jp)。もしくはお知り合いのセンターのメンバーへお気軽に。

細田暁の日々の思い (goo.ne.jp)
より、引用(2023/5/28)。


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