(#13)新人小説家(予定)は専業で食べていけるのか?
【初めましての方へ】
様々な娯楽の選択肢に溢れ、シェアが分散される昨今。
『プロの作家になれても、それで食べていけるのはほんの一握り』
と言われて久しいです。
そんな今の時代に、仕事を辞めて商業デビューを控えた新人の小説家が、あらゆる手を尽くして専業のまま食べていくことを目指す、予断を許さない日々を、ほぼ毎日綴っております。
【本文】
朝起きて、トーストを焼きます。
最近、朝はシリアルとリンゴばかりだったので、冬場とは言え食パンを消費しないとカビてダメにしてしまいそうだったからです。
最近、お仕事関連で、zoomを使ったリモート打ち合わせがあります。
仕事を辞め、物書きを始めてから直接お仕事関係で対面で会ったことがあるのは、出版社の担当編集の方だけです。
つまり、受注したお仕事の開始から終わりまで、一度も対面で会わないケースがほとんどだったと言うことです。
中には、メールのやりとりだけで関係を終え、お互いの性別すら判明しないままお仕事を終えたケースもあります。
コロナ禍が当たり前になりつつある今の世の中、もしかしたら、自営業でなくても、そういったケースは増えているのでしょうか?
大学時代の後輩とラインでトークをしました。最近は資格の勉強に向けて頑張っているそうです。
「先輩は何か、最近勉強とかしてるんですか?」という旨の質問を受けました。
勉強……?
と、ふと考えてみました。
特にこれと言った勉強らしい勉強はしていませんが、日々目にするあらゆるニュースや情報や、知人友人と交わす会話、そこから得られる経験、それぞれに抱く感情の全てが、勉強と言えるかもしれません。
物書きならば、身の回りの全てが勉強素材足り得るのではないでしょうか。
私のようなペーペーが知った風な口をきくのは大変お恥ずかしいのですが、しかし、道理としてそれは自明だと思います。
ですが、後輩に聞かれた時はそこまで考えが及ばず、「全然なにもしてないよー」と返してしまいました。
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