【アンケート調査│保育ICTに関する保護者の実態調査】 子育て支援で注目のICT、活用実態は4割以下、今後の活用期待度は9割超え、利用継続を希望する声は100% 〜園とのコミュニケーションで電話や紙は敬遠方向。子どもの様子と成長記録にも期待〜
保育施設に通う子どもを持つ親 100名を対象に「保育ICTに関する意識調査」を実施しました。
小学生未満の保育施設に通う子を持つ親を対象に調査した結果、保育ICTを「利用している(38%)」「利用していない(39%)」「分からない(23%)」という結果となり、保育ICTの活用度は4割以下であることが明らかになりました。
また、保育ICTの活用期待度について、全体の約9割が活用を期待する結果となり、大多数の保護者が保育ICTの活用を期待していることが分かりました。特に、保育ICTを既に利用している保護者の100%が「保育ICTを継続して利用してほしい」と回答し、保育ICT活用の効果を感じていることが見て取れる結果となりました。
また、保護者がメリットに感じているところは、「スマホからいつでもお知らせや連絡帳を確認できるのがよい(時間に縛られないなど)(65.78%)」が最も多く、忙しい保護者にとって、時間や場所に捉われずにコミュニケーションが取れる点をメリットに感じる傾向が伺えます。さらに、今後保育ICTに何を期待するかを質問したところ、「子どもの園での様子をもっと知りたい」が最も多く、次いで「もっとデータを記録してほしい(成長の記録として)」という結果となり、我が子についてより知れることを期待していると分かりました。
まとめ
保育ICTの活用に関して、保護者の約9割が保育ICTの活用を期待しているという結果から保護者のニーズ高さが、また、既に保育ICTを利用している層の8割以上が「満足」という結果から保護者の保育ICTへの満足度も高いことが明らかになりました。しかし、現状保育ICTを利用しているのは36.9%と、保育ICTの浸透度は高くありません。
当社では、保育ICTの無償提供により保育施設への保育ICT導入を促進することで保育士の業務負担軽減に寄与するとともに、保護者の「我が子の成長を見逃したくない・もっと様子を知りたい」という気持ちに寄り添ったサービスの開発に取り組み、子どもが笑顔になる社会を目指してまいります。
調査結果トピックス
1.保育ICTを利用している人は38%
2.保育ICT継続してほしい100%、子どもの様子と成長の記録を最も期待
3.現在保育ICTを利用している人の8割以上が「満足」、デメリットについて約63%が「特にない」と回答
調査結果トピックス詳細
1.保育ICTを利用している人は38%
小学生未満の保育施設に通う子を持つ親を対象に調査した結果、保育ICTを「利用している(38%)」「利用していない(39%)」「分からない(23%)」という結果となりました。「利用していない」という回答が一番多く、「分からない」という回答も全体の2割以上あり、保護者への保育ICTの浸透度は低い傾向があることが明らかになりました。
2.保育ICT継続してほしい100%、子どもの様子と成長の記録を最も期待
保育ICTをすでに利用していて今後も利用を継続してほしいと回答した人は100%、保育ICTを現在利用しておらず今後活用してほしいと回答した人は80.64%、全体で88%という結果となり、保護者の約9割が保育ICTの活用を期待していることが分かりました。
さらに、今後保育ICTに何を期待するかを質問したところ、既に保育ICTを利用していると回答した方、現在保育ICTを利用していないと回答した方いずれも、「子どもの園での様子をもっと知りたい」が最も多い結果となり、保育ICTを利用しているかしていないかに関わらず、我が子についてより知れることを期待していることが分かりました。
また、期待することとして「紙からデジタルになること」を選択した人の割合について、既に保育ICTを利用している方が(21.05%)なのに対し、現在保育ICTを利用していない方は(44.00%)が選択しており、現在保育ICTを利用していない層のデジタル化への期待は高いことが伺えます。
3.現在保育ICTを利用している人の8割以上が「満足」、デメリットについて約63%が「特にない」と回答
現在保育ICTを利用していると回答した方へ、保育ICTの満足度を質問したところ、満足していると答えたのは、「非常に満足している(13.15%)」「満足している(39.47%)」「どちらかといえば満足している(31.57%)」合わせて84.19%という結果となりました。
また、保育ICTについてメリットに感じている箇所を質問したところ、「スマホからいつでもお知らせや連絡帳を確認できるのがよい(時間に縛られないなど)(65.78%)」が最も多く、次いで「欠席、遅刻、早退、保育時間の変更などの連絡を電話でなくアプリでできるのが便利(園とのコミュニケーション・連絡がスムーズ)(52.63%)」という結果となり、忙しい保護者にとって、時間や場所に捉われずにコミュニケーションが取れる点をメリットに感じる傾向が伺えます。
さらに、デメリットに感じている箇所について、「特にない」と回答した人は63.15%で、半数以上がデメリットを感じていないことが分かりました。
4.現在保育ICT未利用者が園とのやり取りで不便に感じていること、保育ICTに期待すること
現在保育ICTを利用していないと回答した方へ、園とのやり取りで不便に感じていることを聞いたところ、「紙のお知らせが多く管理が面倒(40%)が最も多く、次いで「欠席連絡など決まった時間に電話での連絡が必要で不便(38%)」という結果となりました。
■調査概要
調査項目:保育ICTに関する意識調査
調査方法:WEBアンケート調査
調査対象:保育施設に通う子を持つ親100名
調査時期:2021年10月11日~2021年10月24日
調査主体:千株式会社
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