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「保護者の仕事について子どもと話す機会を持っているか?」を調査しました。

 保育施設・学校に通う子どもを持つ親 284名を対象に11月23日の勤労感謝の日に合わせて「“はたらく”に関する保護者の実態調査(※)」を実施しました。

その中で、「パパやママの仕事について子どもと話をすることがありますか?」という質問に対する回答が興味深かったのでご紹介したいと思います。

仕事について子どもと話すことがある55.93%

 仕事について子どもと話すことがあるか、という質問をしたところ、子どもが保育施設、幼稚園に通う親に絞り結果を見ると、「ある(55.93%)」「ない(44.07%)」という結果になっており、未就学児の頃から半数以上の親が子どもと仕事について話す機会を設けていることが分かりました。

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子どもと仕事についてどんな話しをする?

 仕事について子どもと話すことがあると回答した方に、どのような話しをするかも聞いてみました。

1.仕事の内容や場所について
 回答として一番多かったのは、「どんな仕事をどこでしているのか」という仕事の内容や働く場所について。実際に職場に連れて行ったり、「こんなものを作っているんだよ・売っているんだよ」など具体的に話す、どんな人と一緒に働いているか仲間の話しをする、という方も多くいました。接客業の方は、「いらっしゃいませ」など店員としての挨拶を一緒に行っている方も。

2.なぜ仕事をするのかなど仕事の意義・対価としてのお金について
 2番目に多かったのは、「なぜ仕事をするのか」ということについて。「働くことで対価としてお金がもらえる」ということ、「もらったお給料でご飯やおもちゃを買ったり、みんなで楽しく生活するために必要」ということ、仕事やお金の大切さを説く話しをしているようです。仕事の話しをする場面として、「保育園に行きたくない、寂しい」という子どもに対して、なぜ働くのか、なぜお金が必要なのかを教えたり、保育園で先生やお友達と楽しく遊ぶことが子どもの仕事だよ伝えたりという声もありました。

3.仕事の楽しさや大変さなど親が仕事に対して感じていること
 「仕事のどんなところが楽しいか、大変さ」や、「やりがい、なぜその仕事を選んだのか」など、仕事に対して親が感じていることを話すという声も3番目に多くありました。その日の出来事を子どもに聞くように、親も仕事を通して面白かったことや驚いたこと、困ったことや楽しかったことを一緒に話すなど、日々のコミュニケーションの一環として仕事の話をしているようです。

4.番外編
 その他、「子どもが将来何になりたいか、どんな仕事をしたいか」など子どもの将来の話しをしていたり、働く人への感謝の気持ちも合わせて教えていたり、食べ物を扱う職業の方は、仕事の内容に加えて「食べること」の話をしたり、食べ物を残したり粗末に扱ったときに「食べ物の大切さやお金の大切さ」を話すという声もありました。

まとめ

 仕事について子どもと話す場面として、子どもに今日の出来事を聞くように親もその日仕事であったことを話していたり、「子どもからどんな仕事をしているか聞かれて」という子どもの興味から話していたり、「保育園に行くとき子どもが寂しがって」となぜ仕事をしているか理由を話したりと、子どもとの日常のコミュニケーションの中で自然と仕事について話している方が多いようでした。また、お金についても交えて話す方も多く、仕事について話すことがお金の大切さを説く良い機会になっているのではないかと感じます。11月23日は勤労感謝の日ですが、子どもと仕事について話してみるのもいいかもしれませんね♪

※“はたらく”に関する保護者の実態調査
■調査概要
・調査テーマ:“はたらく”に関する保護者の実態調査
・調査方法 :WEBアンケート調査
・調査対象者:保育施設・学校に通う子どもを持つ親 284名
・調査実施日:2021年11月1日~11月14日
・調査主体 :千株式会社