スマホ脳を読んで子どもたちの未来に想いを巡らせてみる
こんにちは!
保育士ベビーシッターの小西なつきです。
本日は「スマホ脳」という本をアウトプットもかねて書き綴りたいと思います✏️
先日テレビでこの本の著者が出ていて、とってもタイムリーだったのでシェアさせていただこうと思います!
___
あなたはスマホを使う時間は決めていますか?
ご自身の子どもにもスマホを見せる時間を決めていますか?
今やスマホなしの生活は考えられないほどスマホの便利さは何にも変えがたいものです。
私自身もどのくらい1日にスマホを触っているか、ということを気にもしていませんでしたが、この本を読んで気になり、調べてみたところ・・
なんと、4時間以上!!!
スマホに4時間も時間を費やしていたかと思うと本当にショックでした・・。
(私の場合、お仕事のやりとりがほとんどではありますが・・)
著者の住むスウェーデンでは2、3歳の子であっても3人に1人はタブレットを使用しているほど身近にスマホやタブレットは日常に入り込んでいるものだそうです。
日本の子育ての現状を見てもスウェーデンと変わらず子どもがスマホに触れる機会は少なからずあるものと思います。
そしてこの本で一番印象的だったのは、
第七章の「バカになっていく子どもたち」という章です。
スウェーデンでは9人に1人にうつ症状があり、抗うつ剤を服用しているといいます。
中でも昨今は若者の精神不調が目立ち、ここ10年で倍増しているのには驚きです。
どうして若者がスマホ依存になりやすいのかというと、まだ未熟なティーンの時期はブレーキをかける領域が未発達のため、自分で自分を抑制することが難しいようです。
大人であればある程度自分でブレーキをかけることが可能ですが・・
ですので、子どものスマホ利用は大人が制限することは大前提なのだと感じます。
アルコールも同じ理由で規制されていますが、スマホの使用に関しては規制がなされない・・
そのことについて著者は警鐘を鳴らしています。
私自身は昔から両親には制限であったり、規律であったりは厳しく躾てもらいました。
そのお陰で自分で自分をコントロールすることが身についています。(両親には感謝ですね)
なので、シッティング先の子どもたちに対してもある程度、ご家庭でのテレビやスマホ時間のルールがあったとしてもなるべく見せないようにはしています。
それには理由がありまして・・・
以前お伺いしたご家庭でのショッキングな出来事が今でも心に焼き付いています。
5歳のお子様のシッティングのご依頼でご家庭へお伺いした時のこと。
そのお子さんはスマホもテレビも無制限。好きなだけ見ていいというルールのご家庭でした。
どんなものを見るかも選びたい放題。
そのお子さんが夢中になって見ているのは人気アメコミヒーローの実写版でした。
彼はその映像の世界にあたかも自分が入り込んでいるようなそんな目をしていました。
もちろん過激なアクションシーンがあり、同じようにその動きを真似し始めるのです。
そして、私に対して敵意を剥き出しで戦いを始めました。その目は遊んでいるのではなく、完全に異次元に入り込んでいる目でした。
私はその目を見て、
ショックでショックで仕方ありませんでした・・
輝かしい未来を持つ子どもが、与える環境でこうも変わってしまうのか・・・と。
これはテレビのお話ですが、
何もテレビだけの話でもなく、スマホの話だけではなく、私たち大人が子どもに与える環境でのお話です。
未発達な子どもたちを守ってあげるのは私たち大人の役目だと思います。
今までたくさんのご家庭へお伺いさせていただき、「環境」で大きく変わる子どもたちの姿を見てきました。
子どもは環境次第で良くもなるし、悪くもなります。
もちろん私たちは、スマホがあることで日々が豊かになりました。
様々な情報を身近に感じられたり、親しい人と連絡を取れる手段を得られたり、子どもの写真を手軽に撮れたり・・あらゆるものを円滑にサポートしてくれるものです。
スマホ脳を読むと、怖いと感じてしまうかもしれませんが、スマホは使い方次第です。
私たちはスマホから恩恵を受けていることは間違いありません。
スマホがあることを当たり前となんでもかんでも頼るのではなく、有り難く使うべきだと思いました。
▶︎スマホ脳から抜け出すアドバイス
________________
✔︎自分のスマホ時間を知る
✔︎寝室にスマホを持って行かない
✔︎毎日1、2時間スマホをOFFに
✔︎プッシュ通知OFF
✔︎表示をモノクロに
✔︎子どものスクリーンタイムの制限(代わりに別のことを)
✔︎大人が良いお手本に
ご興味ある方はぜひ読んでみてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました^^
___
スマホ脳 新潮社
アンデシュ・ハンセン
Anders Hansen/精神科医
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?