愛する甥っ子が自閉症だったお話。
2021年7月9日。
オーストラリアに住む甥っ子は
「自閉症スペクトラム」と診断を受けた。
"なんで" ではなく、"ようやく"
この診断にホッとしたのは
今まで私たち家族はたくさんの苦しみと悲しみを味わったから。
 ̄ ̄ ̄ ̄
彼は小さい時からじっとしてられなかった。
スキンシップが嫌いだった。
大きな音が苦手だった。
人と目を合わせるのが苦手だった。
こだわりが強かった。
とっても不器用だった。
私は保育士である。
彼の「違和感」にいち早く気付いたのは紛れもない。
当時彼は2歳。
日本に一時帰国した時に感じた違和感。
まだ判断が難しい月齢であったのは間違いない。でも私の違和感はどうも拭いきれなかった。
その後、姉にオーストラリアでも支援を受けられるところがないか探してみるようにアドバイスをし、ようやくオーストラリアでも病院に通うようになった。
後に、受けた診断はアスペルガーの疑い。
濁すような診断しかされなかった。
彼は今、9歳。
ようやく正式な診断がされたのだ。
何年も何年も苦しみながらやっと。
苦しんだのは本人ではない。
母である私の姉も相当苦しんだ。
そして苦しむ彼や姉を見ている私たち家族も
たくさん苦しんだ。
ようやく願いが叶って国からの支援が。
診断が下りたことで15歳まで支援が受けられる。
長かった。
少しでも彼の人生が希望に溢れるものであってほしい。
彼を理解してくれる人が周りに多くいてほしい。
自閉症だからといって
あなたへの眼差しは変わらない。
あなたへの愛情は変わらない。
私たちはこれから彼のために色んな支援をしてあげられるんだ。
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