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アイスブレイク「共通点さがし」

アイスブレイクとは、3〜5分程度で実施できる簡単なゲームです。その名の通り、参加者間の緊張感や硬い雰囲気を壊すことを目的として行います。
「共通点さがし」という簡単に取り組めるアイスブレイクをご紹介します。

①2〜3人でテーブルを囲み、グループになります。グループのメンバーは好きな色のマジックを一本持ちましょう。
②A3用紙をテーブルに置き、真ん中にグループのメンバーの名前を書きます。A3用紙は、メンバーがそれぞれ自分の座っている場所を下にして書きます。
③制限時間(3分程度)内に、お互いに質問し合い、「好きな食べ物」や「行ったことのある場所」など、共通点をなるべくたくさん紙に書いていきます。
④複数グループで数を競い、時間になったら各グループで共通点の数を発表します。時間があれば、「面白かった共通点」や「意外な共通点」を各グループ一つ発表しましょう。

アイスブレイクには、緊張をほぐす以上の意味があります。
たとえば、「共通点さがし」に取り組む過程では、失敗や笑いが自然と起こります。すると、その後の会議や研修において、「間違った意見を言って笑われたらどうしよう」という不安の軽減につながり、率直な意見交換ができるようになります。
また、「共通点さがし」に取り組むと、お互いに自然と自己開示が起こるので、相互理解が進みます。
さらに、メンバーの共通点を知ることで、お互いに親近感を抱くようになります。

保育において、保育者間の保育の内容や方法に関する意見の相違は必ず生まれます。その時、仕事上のつながり(役割分担や協働)だけだと、お互いに相手に対する存在の批判や否定が始まることがあります。
しかし、人間的な側面でのつながりがあると、相手との意見の相違は相違として、「良い」「悪い」なしに違いをありのままに認めようとする姿勢が生まれます。
アイスブレイクの「共通点さがし」に取り組むことで、そのような人間的な側面でのつながりを生むきっかけになると思います。

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