第3幕【第25話】リーダーへのヒアリング①
順子は、天真爛漫で失敗を恐れない子どもであったが、大人になるまでに様々な経験を重ねたことで、石橋を叩いて渡るような性格になった。しかし、子ども時代の天真爛漫さは今でも時々顔を出す。思っていることを自分の中に留めておけず、率直に言葉にするような時などだ。
リーダーという立場になることによって、自分の事だけではなく、チームや園全体のこと、さらに子どもの育ちに対して大きな責任を感じるようになり、さらに自分の言動に慎重になっていった。
栗田が行った園内研修から二週間経ったが、まだ