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「鼻水でてるよ」

連携園の幼稚園へ遊びに行くと、異年齢の関わりを通して様々な育ちや気づきの場面にであう事ができます。

幼稚園児のお姉さんが、保育園児の子の鼻水が出ている事に気が付いてくれました。

「この子、鼻水でてるよ」

保育士が、「どうしてあげたらいいかな?」と聞くと
「拭いてあげたほうがいいよ」と答えてくれました。

再度保育士が、「お姉さんの持っているティッシュ1枚くれる?」と聞いてみると、
誇らしげに「いいよ、いい匂いのするティッシュだから1枚使ってみて!」と自分の持っている大事なティッシュを1枚分けてくれました。

「お姉さん、優しいね。ティッシュくれたね」と伝えると、
頷きながら保育士と一緒に「ありがとう」とお礼を伝えました。

自分よりも小さな子を気にかけ、どうしてあげたらいいかを考えてみたり、子どもが気が付いてみたりと子ども同士の関わりの中でたくさんの気付きや学びがあります。

もし次に鼻水が出ている子を見つけたら、そっとティッシュを分けてあげたり、
どうしたらいいのかを教えてあげたり、優しくしてくれる子になってくれると嬉しいな・・・という願いであったり、
ティッシュをもらった子も優しく親切にしてもらえた喜びや嬉しさを感じ、いつか他の誰かにしてあげようと思える心が育ってくれるといいな・・・という願いをもちながら、子ども達と関わりました。

普段の何気ない関わりの中にたくさんの学びや成長のきっかけがたくさんあります。

保育士はそのきっかけを上手に活かし、成長を伸ばしていけるよう温かく見守り関わっていく事が大事であると考えています。

2023年2月1日  14:30

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