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ほいくスタジオ2期が完了しました!

2020年1月18日に、ほいくスタジオ2期がスタートしました。

自分と向き合う半年間。

・保育や幼児教育への想いがあり、すでに行動を起こしている、またはこれから行動を起こしたい方。
・自分を成長させて、結果を出すことや他者に貢献を生みたいという意欲のある方。

参加者同士が安心して学び合う場作りを意図した参加の条件です。
(どちらかに当てはまる方を募集しました。)

うまくいったか、できたかできないかでジャッジせず、1期に続き、誠実に探究を続けた2期は、7月18日に完了回を迎えました。

この「ほいくスタジオ」を始めようと思ったのは、私の目指す方向が背景にあります。

それは、「自分の人生をいきいきと歩む人で溢れる社会」です。

意図

自分の人生のハンドルを自分で握って生きているときの、瑞々しさやいきいきした姿。大げさに聞こえるかもしれませんが、「命が輝いている瞬間」は、その人なりのゆたかさを生むことを信じています。

ただし、現代は、「自分の人生を生きる」には過酷な時代と言われています。

これは大きな選択だけの話というより、日常のささいな選択を意味しています。

史上空前の情報の量、
快楽を刺激するツールやコンテンツ、
食の豊富さ…
便利で楽しいものですが、付き合い方や扱い方、つまり選択する力が求められます。

この時代を子どもたちと共に生き抜く私たち大人が、いきいきと自分の人生を歩むことができていたら、それが子どもにとって何よりの環境になるのではないでしょうか。

そして、大人が不確実な未来をおもしろがることは、子どもの希望となります。

これは、「常に良い状態」であることをキープしようとするのではありません。

良いこともそうでなかったことも、起こったことをそのままのカタチで扱うことで、変化し続ける状況の中で自分らしく進んでいくご自身の感性に触れたり、掴んだりするのが、ほいくスタジオだと言えます。

どんな学びを得るかは人それぞれ。

気づきから、見えたことにどうアクションを起こすかも自分の選択。

それを1人で向き合おうとすると、思考にまみれて、霧の中で迷子になるようなことが起こります。

安心、安全な場で、お互いの体験や気づきを持ち出し合うことで、自分に触れる。

自分を理解すると、日常の景色が変わる。

そして、他者への理解が深まる。

言葉では伝わりきらないような、「頭で分かっていてもどうすればいいかわからない」を扱う場でもあります。

苦手のそばに使命あり。

2期メンバーの振り返りの前に、少し私の話をさせてください。

今はこうして、場作りをしていますが、実は、自分のことを誰かに話したり、自分に触れるワークに取り組むことへ抵抗感が強く、苦手です。

でも、気付いていなかった自分や、見ようとしていなかった自分に気付いたときに生まれる感動や前進(につながる絶望を含む)を味わう体験が10代の頃にありました。

苦手だからこそ、どう向き合おうかといろいろ試しました。

そして、苦手なことと、やるかやらないかを関係させない「苦手なまま、やる」を選んできました。

苦手がある。それだけ。

そうすると、抵抗感は自然と消えたり、抵抗感が「あっていいもの」になりました。

その感覚も人それぞれによるものですが、「違いがある」ことが前提にある場なので、そうなってもいいし、そうならなくてもいいのです。

やり方や結果から入ると、「そんなことに意味があるのか?」と思う方もいるかもしれませんが、安心安全な場だからこそ、自分や周囲に起こることを体感できるのも「ほいくスタジオ」の魅力の一つです。

2つの思い込みを手放した。

半年間で扱う要素はいろいろありますが、「言葉にすること」について取り上げます。

言葉にすることと向き合う背景には、数年前まで持っていた思い込みがありました。

1つは、言葉にすることで、言葉にならないような尊い感覚、感じていることを失ってしまうんじゃないかという思い込み。

もう1つは、自分と向き合うことは1人でやるものという思い込みです。

この2つを手放せたことで、自分を止めてたことに許可を与えて、軽やかに動けるようになりました。

このあたりに触れたい方にも、ほいくスタジオはおすすめです。

2期メンバーが振り返った半年間

2期メンバーは3名。全員が保育現場で働く保育士でした。

完了回後に、この半年間を振り返ってもらいました。

基本的に、自分の中で、『一人で全部やらないと』と言う思いが強く頼ってはいけない、迷惑をかけてはいけないと思いながら過ごしてきました。それが、結果的に相手を追い詰めたり責めたり、そして、そのことで自分が苦しくなることがありました。ですが、保育スタジオに参加して、自分が本当に求めているものはなんなのかを考えることができ、先を見据えて今を見られるようになり、目の前のことにイライラすることが少なくなりました。そして、そんな自分を受け入れてもらえたことで、自分も受け入れる心の余裕ができたように思います。
いろんな題材を準備していただいて実行することで自分と向き合うことができました。自分と向き合うって自分だけでは難しい行為なので、とても助かりました。自分と向き合えたことで、自分の内にいろんな思いがあるということが分かり、そして自分の思考、けっこう好きだなと感じることができました。自分の思いが言語化され、明確になると、するべきことが見えてきて、今までは空想、妄想に思えていたことが実現可能なことなんだと思えるようになりました。自分の向かいたい道が見えてきたので、そこに向かって地道に進んで行きます。また、人の話を聞いて、受け取ることの大事さを実感することができ、その大切さを学ぶことができました。自分とは違う思いがあること、その思いも大事にする必要があること。お互いがそうすることで、認め合い、高め合うことができるということ。とても勉強になりました。ありがとうございました。
視野を広げたいと考えて参加した今回の半年間でした。振り返ってみると、毎回、少しでも前回よりも変化している自己、同じく色々なリズムで変化をしていくメンバーの皆さんの姿に触れることが出来て、こんな機会はほかにはないなと価値を得ていました。また、自分が日々感じていながらも、言葉に出来たりイメージを膨らませることが出来ていなかったこと、そして自分の新しい領域を石川さんのお話から理論的に納得出来る言葉で聞くことが出来て、大変勉強になりました!そして何より、自分とゆっくりじっくりと向き合えたこと、在り方について考えることがこの期間は少なくとも社会人になってから1番取れたと感じています。それも大きな変化です。成長した点は、自分が何かをした、と言うよりも、最終回皆さんからの「今日の私」へのメッセージを頂いた時に半年間の中で成長していた自分を知ることが出来ました。感謝しかないです……。

ほいくスタジオは、参加メンバーの場所。そうなることが私にとっての喜びだったので、参加者同士の気づきや学びにあふれる場と醸成されていったことが嬉しいです。

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あなたにとって『ほいくスタジオ』とは?

2期メンバーに聞いてみました!
【あなたにとって『ほいくスタジオ』とは?】

疲れや、汚れや、モヤモヤをリセットしてくれる場所。

自分の思いを言語化する場所。

他者の思いを受け取る場所。

これからが楽しみになる場所。

大事にしたいものが増えた場所。

新しくもあり、懐かしい場所。

自分を認められる時間。

お金、では表せない価値あるもの。

【ほいくスタジオの紹介】

◎ ほいくスタジオとは?
2019年7月に始まった探究プログラム。
社会で子どもを育む環境を創っていく意図から、誰もが保育の当事者であると考えているため、参加者は保育者に限定せずに始めたが「ほいくスタジオ」と名付けた。

自分を変えたい。成長させたい。
もっと結果を出したい。もっと行動できるようになりたい。

自分とゆっくり向き合ってみたい。

自分に触れ、他者と学び合う半年間。


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