御書印帳とバンライフ

御朱印帳ならぬ「御書印帳」を手に入れた。

全国の「御書印プロジェクト」に参加している書店で、その店オリジナルの書印と書店員が選んだ本のタイトルや一節をスタンプしてもらえるというもの。
誰もが知っている大型書店から街の小さな個人書店まで393店舗が参加中。

2年ほど前から車中泊旅(お洒落に言えばバンライフというやつ)をしていて、あちこちウロウロすることが増えたので、書店を目的地の一つにしても面白いかなと思い購入してみた。
まずはすぐ行って帰って来られる京都からかな。
長野山梨が大好きなので、その2県は全制覇したいところ。


車中泊について。
そもそも最初に車中泊を始めたのは母だった。
そんなことをして遊んでいるとはつゆ知らず、初めて聞いた時は、危ないやん!ホテルに泊まったらええやん!なんでわざわざ車やねん!とびっくりした。
母曰く「車中泊っていうのが楽しいんやん。どこでもいつでも寝られるし身軽やしな。」ということだったが、ぜんっぜん意味がわからなかった。
「夜も周りに仲間が沢山いるから怖くないで」とも言っていたが、それはトラックドライバーと仮眠中の営業車やろ、と内心ツッコんでいた。

そんなある日、仕事(夫と自営業)で急遽遠出することになった。
我が家の車の後部座席はフルフラットになるので、いっちょ試してみるかと寝具だけ積んで行き仮眠してみた。
めっちゃ快適や
車の中の仮眠でありながらふかふかの布団で寝られるというのは、想像以上に素晴らしかった。
車内の狭さも不思議と居心地が良かった。
(本当に、トラックドライバーや営業車じゃない車中泊者が沢山いた。)

この日を境に車中泊旅だけを楽しみに生きる生活が始まった。

初めのうちは寝るだけだったのが、世のバンライファーに触発され食事も車内で取るようになり始めた。
こうなるとあと一歩踏み込みたい欲求は抑えきれず、車内で調理をし始めた。換気扇も装備。
おかげで、初めは窓の目隠しと寝具だけだったのが、今や震災に遭っても一月くらいは耐えられる車内装備になっている。
着替えやタオルはもちろん、調理器具や食器に調味料、簡易な食品や、水やティッシュなどの消耗品も備蓄。ポータブルバッテリーも積んでいるので電気の心配もない。

最近はバンライファーの憧れ(ですよね?)ハイエースを虎視眈々と狙っている。
母はそんな私をみて、ほらみたことか!と高笑いしている。
悔しい。

これからは御書印を集めるというミッションも加わり、さらに楽しくなりそうだ。
早くハイエース!



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