神の島と斎場御嶽

斎場御嶽は沖縄の聖地とされるひとつ。
世界遺産に登録される前と後に行った。
当然ながら世界遺産に登録されてからは周辺が驚くくらい整備されていた(斎場御嶽に限らずだが)。

けれども一歩、御嶽がある森に踏み入れれば、シンとした雰囲気に包まれて、身が引き締まるというか。
沖縄の人の大切な拝所であるし、失礼のないように…という気持ちになる。


サングーイを抜けて左側には神の島と呼ばれる久高島が望める。

アマミキヨが降りたった久高島から琉球が始まったとされる神の島。
私と久高島の出会いはたぶん20年前くらい。
「豚の報い」という映画を見て妙にとりつかれたのだが、その舞台になっていたのが久高島と知った。
映画を見た後に芥川賞受賞作品だということを知ったくらいで、なぜこの映画を選んだのか全く記憶にないけれど、レンタルして見たことは確実に覚えている。
その後、DVDも買った。

そして、どうしても久高島に行きたくなったのでそれから間もなく訪れた。
全く観光地化されてない静かな島だった。
立ち入ってはいけない場所や、石ころ1つ持ち帰ってはいけない浜や御嶽があったり、とても厳かな島だった。
だからといって島の人たちは普通に暮らしてて日常は日常。

仕事柄、その土地の文化とか風習とかそういうことにも関心はあったので事前にいろいろ調べては行ったけれど、やはり実際に見て感じるインパクトのほうが圧倒的に強かった。

もう20年くらい行ってないけど、沖縄の本土側や飛行機から久高島が見えると嬉しいしありがたい気持ちになる。
また行かなくてはだなー。

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