我らコンタクティ
漫画好きの友人から『映像研には手を出すな!』と一緒に渡された作品。
めちゃめちゃ良い”漫画”だった。
そして”漫画”だけど”映画”だった。
やっぱり人は宇宙に、ロケットに夢を見て浪漫を感じるんだなぁと再認識しました。
あらすじとしては、仕事に疲れたOL(主人公)が帰り道で小学校の同級生と出会って、したらそいつがこっそりロケットつくって打ち上げようとしてたってのが話の入り。
で、そいつがなんでロケットつくって打ち上げようとしてるかって言うと、
「ロケットに映写機乗せて、自分が小学生の頃に観た好きな映画を、宇宙人に観せたいから」。
で、なんでそう思ったかっつうと、
「その映画観た次の日に公園にいたらUFO見たから。そのときのUFOに映画観せたいって思ったから」だと。
そーとーキてます。でも真っ直ぐな目で言うんです。そいつは。
で、主人公にその話をした理由が、UFO見たとき一緒に公園にいたからなんですね。
んでそっから周りの人を巻き込みつつ、色んなトラブルもありながらもなんとかロケット打ち上げようってな感じで話が進んで行くんですが、
最終的に思ったのが、
「大人になっても子供みたいな意地張りたいな。張り続けたいな」ってこと。
子供みたいな真っ直ぐさを失ってない人ってやっぱり魅力ですよね。
20代半ばから30歳くらいの人に是非読んで欲しい。全1巻なのですぐ読めます。
しかしアフタヌーンってのは良い雑誌だなぁ。
読んでいただいてありがとうございました。退屈しのぎにでもなっていれば幸いです。