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インナーチャイルドが持つ過去の感情

「本当の自分」に戻った状態でインナーチャイルドを癒やしていると、過去の出来事を急に思い出したり、その時の感情が出てくることがあります。
(私は以前紹介した、ハワイのインナーチャイルドを癒やす方法「ウニヒピリのクリーニング」を継続して行っています)

そして日常の様々な場面で、
面白いくらいその過去の出来事とシンクロするようなことが起きたり、
感情に蓋をしてきたことに気付かせてくれる出来事が沢山起こります。
今回は感情に蓋をしていたことに気付いた日常のエピソードをシェアしたいと思います。

過去の出来事について、電車の中で友達とLINEしていたときのこと。
それは悲しかった出来事だったのですが、「カッコイイ美談」のように少し脚色し、伝えようとしている自分がいました。
そのLINEを電車の中で書き終え、送る前に電車を降りて歩いていました。
すると、駅で知らない人がぶつかってきて、私のいる方向とは反対方向を見ながら、こちらを見向きもせず一直線に通り過ぎていきました。
正直少しイラッとしましたが、全て起こることは自分の内側にあることです。

ちょうど私はその時、白いズボンを履いていました。
その白いズボンが、ぶつかった時に蹴られたようで、黒く汚れていたんです。
黒く汚されたズボンを見た時に、心の底からものすごく悲しい気持ちが込み上げてきました。
それは汚されたことに対しての悲しさではなく、その時書いていた過去の悲しい出来事を「カッコイイ美談」にしようとしていたことに対して。

すごく悲しい出来事だったのに、
当時の私は怒りも含んだ悲しい感情をポジティブな気持ちで塗り替えていたこと、
周りの人にもその塗り替えた状態で少し脚色した「カッコイイ美談」として伝えていたこと、
それを思い出しました。

私とは反対方向を見ながらこちらを見向きもせず過ぎ去っていった人は、
=自分の感情をしっかり見ずポジティブな気持ち(反対の感情)で塗り替えて、やり過ごしていた私です。


ポジティブなことは良いこととして、語られたり、多くの本でも書かれていることもあり、そのように認識している人が多いと思います。
良い悪いではなく、時にそのポジティブシンキングが感情を塗り替えてしまい、感情に蓋をすることになってしまうこともあります。
「ポジティブな状態でないといけない」と思っていた頃の私は、今回のように感情を塗り替えてきたことが多く、人に弱みを見せない、常に大丈夫なフリをする状態が多かったように思います。
誰にでも弱い部分を見せる必要はないですが、身近な人にも話せない、見せられない状態が続くと、自分自身もポジティブな状態や感情が自分だと勘違いし(すり替えたり)、その感情と向き合うことがなくなります。
そして今回のように気付く機会がないと、感情に蓋をした状態が続きます。
その蓋をした感情が潜在意識にずっと残り、時にはカルマとなり、今の自分に影響するのです。
(ウニヒピリ的にいうと「記憶の再生」として何度も同じことを繰り返す)

過去の感情に蓋をしていたことに気がついたので、美談にはせず、ありのままその出来事を友達に伝えることができました。
それが当時の感情を癒せたときであり、「愛」に変えられたとき。
感情に蓋をすることは、白いズボンを黒く汚されたように、本来持つ自分の光を濁してしまうということにも気が付きました。

悲しさ、怒り、憎しみなどのネガティブとされる感情は、しっかりと認めてあげて昇華し、「愛」に変えていくことが大切です。
↓感情をコントロールするイメージについては、こちらのnoteをご参考ください。

日常の様々な場面で、過去の出来事とシンクロするようなことが起きるのも、何か思い出さないといけないことや気付かないといけないことがあるから起こります。
全て偶然に起こることはなく、全て必然的に起きていること。
自我やエゴのない状態 いわゆる「本当の自分(真我)」に戻った状態で、インナーチャイルドの持つ過去の記憶を癒すことが、今の自分に影響しているものをすべて取り除く(自分をゼロポイントにする)のに一番早い方法なのかもしれません。

洗濯したキレイな服で1日1日を過ごすのと同じように、
内側のクリーニングをしてゼロポイントにした状態で今ここを生きる重要性を感じる今日この頃です。
(ちなみに、ズボンの汚れは跡形もなく落ちました^^笑)


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