紹介!名古屋のオタク街

 今回は名古屋のオタク街を紹介します。以前、元日に日本橋オタロードを調査したのですが、その日は初詣に行く途中だったので詳しく見る時間が無かったのです。なので私は雪辱を晴らすために名古屋に行き、最新のオタク界隈をじっくり調べてきました。
 さて、名古屋のオタク街と言えばそう!名古屋駅西口(太閤通口)ですよね。さっそく紹介してきましょう。

・らしんばん名古屋店本館

 ビルの3・4階がらしんばんになっています。この店は中古フィギュアの品揃えが充実していました。男女の中古同人誌もありますが、大須の店より小さいので同人誌の品揃えは少なかったです。
 このビルの2階にはアニメイトカフェもあります。完全予約制なのでふらっと立ち寄っても入店はできません。私が行った時はにじさんじのイベントをしていました。

・K-BOOKS 名古屋フロンティア館

 1階が少年漫画など幅広い客層向けの商品、2階が女性オタク向けに特化した店舗になっています。いやー、K-BOOKSって昔は男性向け同人誌や中古の成人向け漫画が売ってた気がするんですが今は全く健全な店になってますね。2階の女性向けコーナーは缶バッジ等のグッズがすごく充実していました。

・アニメイト名古屋

 3階建ての駅西で一番大きなオタクショップです。1階が書籍・2階がアニメグッズ・3階がDVD・CDを売っています。また、1階にはアニメイトカフェグラッテがあり、ラテマシーンで淹れたアニメキャラのコースター付きのコーヒーを飲めます。この店が一番客が多く、2階のレジには女性オタクが10人ぐらい並んでいました。アニメイトは昔からそうなんですが、この店も女性向け作品のグッズが多かったです。コラボイベントもやっていて、私が行った時は「超人的シェアハウスストーリー『カリスマ』」のイベントをやっていました。

↑カリスマ

・メロンブックス 名古屋店

https://www.melonbooks.co.jp/shop/shop.php?wp_id=14

(何故かメロンブックスだけリンクが貼れません)
 これまでの店はどちらかというと女性オタク向け、または少年漫画などライト層向けの店づくりだったのですが、メロンブックスは思いっきり男性向けの品揃えでした。18禁同人誌や成人向け漫画が多く並んでいて客層も男性ばかりでした。隣のメロンブックス2号店にはPCソフト・同人ソフトがあるそうですが、残念ながら店を見落としました。
 なんだか、メロンブックスだけ10年前のオタクショップみたいでしたね。

・駿河屋 名古屋駅前乙女館

 通常店舗も男性向け店舗も無いのにいきなり乙女館かと驚きました。調べたところ大須には男女問わずの名古屋大須本館があり、「明輝堂」というお店を引き継いだので女性専門店が名駅にできたそうです。
 店内はごく小さく女性向け同人誌が大部分でした。注目すべきは同人誌が全てカップリングごとに並べられていたことで、流石腐女子はカップリング文化だなと関心しました。私は男性なのでカップリングとは全てBLなのかと勘違いしていたのですが、例えば鬼滅の刃だと「童麿×胡蝶しのぶ」のように男女のカップリングもあるんですね。勉強になりました。

・駅西のコンカフェ
 K-BOOKS・メロンブックスの向かいにはいくつかコンカフェがありましたがそれほど流行って無さそうでした。客引きのメイドが寒そうでしたね。例外的に「アキバギルド・ナゴヤ」というメイドカジノ店は繁盛しているようでした。

・トレーディングカードゲーム店
 これらオタクショップの付近には竜星の嵐・晴れる屋・ホビーステーション(2店舗)・メタゲームス・トレカチャンピオン・TCGショップ193(2店舗)・カードラボというカードショップがありました。一地域にこれだけの店が集まるとは、現在のオタク界のTCG人気は凄まじい勢いです。

・ビックカメラ 名古屋駅西店

 オタクショップではないですが名古屋で一番大きい電気屋なので紹介します。ちなみに駅東のヤマダデンキLABIはビックより品揃えが劣るかな。
 ビックカメラ内にはナムコのゲームセンターとアイドルマスターのオフィシャルショップがあります。オフィシャルショップは何時行っても人がいません。場所が最上階のビレッジバンガードの前の変な位置にあるせいでしょうか。それともアイマス単品ではわざわざ訪れる人は僅かなのでしょうか。

・駅西の食べ物屋

 名古屋駅西でご飯を食べたければエスカ(地下街)に行けば間違いないでしょう。名駅とビックカメラに直結していて、名古屋めしを食べれるお店が沢山あります。よりディープさを求める人なら駅西にはインド料理店が何店もあるのでそちらに行ってみるのもおすすめ。

・ゲームボックスQ3

 駅西からちょっと離れた場所にある小さなゲームセンター。20年以上前の格闘ゲーム・弾幕シューティングゲームが1プレイ50円で遊べる超お得な店です。ですが半分以上の筐体の電源が切られているという魔窟っぽさも感じるお店です。今時こんな店を営業するなんてお店の方が半分ボランティアのような気持ちでやってらっしゃるんでしょうね。とりあえず筐体に貼ってあるインストラクションカードと中に入ってるゲームの種類が違うのはやめてください。

↑こちらのブログでQ3が紹介されています。

・シネマスコーレ

 駅西にあるミニシアター。これはオタクショップではなく完全にサブカルの範疇なのですが珍しい店なので紹介しました。若松孝二という有名な映画監督が建てた映画館だそうです。

 以上、このように名古屋駅西にはオタクショップが沢山あるんですよ。正直、大須に行くのって名古屋駅から東山線に乗って栄で降りて名城線に乗って上前津で降りるか、東山線の伏見で降りて鶴舞線に乗って大須観音あるいは上前津で降りる必要があるから結構ダルいんですよね。乗った事は無いけどバスで行く方が楽なのかなあ?なので、大須に行く時間や気力が無い人でも、駅西のオタクショップを活用すれば旅行や出張のついでに楽に買い物ができますね。皆様もぜひ行ってみてください。

<余談>
 しかし昔は駅西にとらのあながあったんですがいつの間にか閉店してますね。その前は久屋大通にあった気がするんですが、移転のしすぎで記憶があやふやです。
 とらのあなは2021~2022年に大量閉店し、池袋店を残して店舗は全滅したそうです。とらのあなは通販やfantiaというパトロンサイトに事業を移行したようです。これも経営判断の一つですが、オタク界のシンボルがまた一つ消えた気がします。