元オタクが語るオタクの歴史

1980年代後半生まれで中学生からずっとオタクでした。ですが少し前に思う所あってオタク…

元オタクが語るオタクの歴史

1980年代後半生まれで中学生からずっとオタクでした。ですが少し前に思う所あってオタクを引退しました。私がこれまで見てきたオタクの歴史を新しい世代のオタクに書き残すため、このnoteを開設しました。よろしく。

最近の記事

〈競馬好きあるある〉 穂村弘の"子供よりシンジケートをつくろうよ「壁に向かって手をあげなさい」"という短歌を読むと違和感を覚える。 (シンジケートは子供を作るための物なので)

    • 私が尊敬するオタク研究家を紹介

       今回は私がこのブログを書くにあたりいつも参考にさせて頂いているオタクの方、あるいは日ごろオンラインで文章を読んで楽しんだり勉強させてもらっている方を紹介します。  私なぞ足元にも及ばぬような博識な方ばかりですので、もしオタクを調べたい方がおられましたら、是非今回紹介した方々のブログやTwitterも読んでみてくださいね。 ・虫塚虫蔵さん  私より10歳以上も若い方ながら、コミケやオタク文化・90年代の文化を研究して同人サークルを主催されたりライターとしての活動も始められ

      • ・90年代のオタク研究① 彼ら彼女らが見ていた物

        ・バック・トゥ・ザ・90's  今回からしばらくの間、「オタクと90年代」について考えたいと思います。私はオタク史を調べ初めて以来、オタク史にとって90年代がエアポケットになっている事に気づきました。例えば80年代と言えばアニメブームやコミケの隆盛、ゼロ年代と言えば萌え、10年代と言えばアイドル・推し、このような時代を代表するキャッチコピーが思い浮かばないのです。  90年代のオタク界のトピックスと言えば「エヴァンゲリオン」「連続幼女誘拐殺人事件によるオタクバッシング」「イン

        • 同人誌即売会の話 ~迷える子羊たち~

           本日2024年4月21日、同人誌即売会に参加しました。会場は三重県津市の駅ビル、イベント名は「迷える子羊たち 39匹目」というイベントに参加しました。参加グループは直参100SP・委託55SPとの事ですが、実際に行った所、約45グループ程でした。  このブログを見てくださっている方には首都圏や京阪神に住んでいてこんな地方都市の即売会になんて一度も行った事も無い人も多いでしょう。今回はそういう方のためにレポート出来ればと思います。 ・即売会レポート  行ってまず先に思ったの

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          スターバックスがYouTubeでジャズの配信をしている事に気づきました。バーガーキングとかが対抗してヘヴィメタルでも流し続けたらいいのに https://www.youtube.com/watch?v=BxX8QwpPUWE&ab_channel=StarbucksBossaCoffee

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          山本弘ありがとう

           小学3年生の頃、私は地球が滅亡する事を恐れていました。  当時は「MMR マガジンミステリー調査班」という漫画が少年マガジンで人気でした。その中では「1999年に人類は滅亡する」「人類が666の印で支配される等」非常に恐ろしい予言があたかも事実のように紹介されていました。当時は今と違って非常にオカルトが流行っていたんです。図書館で読んだ核戦争の恐怖に関する本のせいもあり、僕は核ミサイルや巨大隕石で自分が死んでしまう事を恐れていたんです。  そんな自分が小学5年生だった頃

          ウマ娘とブルーアーカイブを比較検証する

          ・私の体調について(飛ばしてOK)  本題の前に私の精神状態を危ぶまれる方のコメントを寄せてくださった方がいるので連絡します。このブログを書く決意をしたのは3~4年前のコロナ禍の時から漫画やゲームが全く面白くなくなってしまった事がきっかけでした。私は実はその時自分がうつ病でないか疑問に思い、一応メンタルクリニックに行きまして「治療の必要なし」という診断を受けております。なのでメンタル面を心配してくださった方、ご安心ください。 ・ウマ娘VSブルーアーカイブ  本題です。前回の

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          アニメを見るのが苦痛になる方法を教えます

           私は動画配信サービスに入っています。有名な奴じゃなくてアニメの配信本数に特化したサービスです(具体的にはdアニメとDMM TV)。で、毎日食事の時間なんかに少しずつ見ていたんですが、3週間前ぐらい前からどうしても見るのが嫌になって、途中で投げ出してしまうようになってしまったんです。今回はそんな事になった経緯をお伝えします。  私はアニメ配信サービスに入った時、せっかくなので最近の作品から25年くらい前の奴まで見たいアニメを片っ端から「お気に入り」リストに入れたんです。「ア

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          オタクが好きな漫画・アニメのキャラクターの中で、最も実在の日本人女性ラッパーみたいな見た目&性格のキャラ、ジョジョの奇妙な冒険の空条徐倫かもしれない

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          spotifyやapple musicの再生方法に「完全にランダム」ってのがあればいいのに。僕の再生履歴をAIが分析したりジャンルやチャートで選んだりせず、1万回数程度以上再生された曲の中から完全にランダムで再生してほしい

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          NIKKEのプレイデータが消えとる!3時間分のプレイが無駄になってしまった・・・

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          小ネタ ウマ娘に名前のつけられない感情を乗せて

           2024/2/22。ウマ娘でオルフェーヴルの実装が発表されました。  元々、ウマ娘は2016年に以下のプロモーションビデオが発表されてから、2021年にアプリがリリースされるまで5年もかかるという凄まじく難産なプロジェクトだったのです。  それで、これもファンには有名な話なのですが、PVに出てきたウマ娘4人がアニメやゲームに出てこないという不可解な出来事が発生します。その4頭はファンからディープインパクト・キングカメハメハ・オルフェーヴル・ブエナビスタに比定されましたが

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          2024年 オタクの最新動向 ~女性の時代~

           今回はオタク界の最新の動向をお伝えします。前回の名古屋駅西のオタク街の調査を踏まえたものです。この記事を書いた直後に日経クロストレンドで最旬"推し"トレンドのマッピングが公開されてしまいました。記事には反映できませんでしたが合わせて参考にしてください。 〇女性オタクの動向  駅西のオタクショップではメロンブックスを除く全ての店で女性オタク向けの商品が主力でした。こうした店の半分の商品が女性オタク向けとします。そして日経クロストレンドのマップでも示される通り、現在の少年漫画

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          紹介!名古屋のオタク街

           今回は名古屋のオタク街を紹介します。以前、元日に日本橋オタロードを調査したのですが、その日は初詣に行く途中だったので詳しく見る時間が無かったのです。なので私は雪辱を晴らすために名古屋に行き、最新のオタク界隈をじっくり調べてきました。  さて、名古屋のオタク街と言えばそう!名古屋駅西口(太閤通口)ですよね。さっそく紹介してきましょう。 ・らしんばん名古屋店本館  ビルの3・4階がらしんばんになっています。この店は中古フィギュアの品揃えが充実していました。男女の中古同人誌も

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          「七人のおたく」からオタク叩きの真実がわかった

           山田大樹監督の1992年の映画『七人のおたく』を鑑賞しました。フジテレビ製作のタレント映画の雰囲気が強い作品です。 ↑(結末までストーリーが記載されているので注意) ・映画本体の感想  テレビ局製作の他愛もない作品と言ってしまって良いかもしれません。ただ、山田大樹監督の人柄なのか、アクションコメディー映画の割りに意外と人情的な温かみを感じるシーンが多くてそこが良かったです。  テレビ局の邦画と言えば大根役者がギャーギャー叫ぶだけの不快な映画を連想される方が多いでしょうが

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          都倉俊一とドルオタ

          ・都倉俊一、珍現象を発見する  都倉俊一(現・文化庁長官)というポピュラー作曲家がいます。ピンクレディー・山口百恵・山本リンダ等の曲を作曲した、昭和の大アイドル作曲家で、日本最初期のアイドルプロデューサーのような人です(違うかも)。今日はその人が偶然アイドルオタクについて語っている文章を発見したので皆さんに紹介します。  この本自体は1982年に発行された本で、ピンクレディーがペッパー警部でデビューしたのは1976年、UFOは翌年です。1977年に高校生という事は1959年