見出し画像

毒親の問題は誰の問題?

母の死から、私の中での変化がいろいろあった。私が幼い頃、母が読んでくれた思い出の絵本を急に思い出して読みたくなった。
本屋さんで探したけど見つからず、図書館で探してみた。

図書館でその絵本を手に取り読んでみると、母の膝の上で、読んでもらった記憶が甦った✨
こんな母との温かい記憶を思い出したのは、いつぶりだろう⁇
まだ、この頃は毒母どころか優しい母だった。(と思う…)
そんな思い出が残っていたことが嬉しかった。

これまで何度も…毒母と向き合うことに挑戦してみたことはあった。
母が住んでいる家は、私にとってはゴミ屋敷にしか思えず、これを片付ければ母も変わるんじゃないか⁇
孫の顔を見れば、何かしら思うことがあるんじゃなかろうか⁇と、レジャーに誘ってみたり。

でも、何をしても、結局お互いにわかってもらえない…と大喧嘩になるだけ💦

毒母である母には、全く向き合う気もなければ、良い関係にしたいという気もなかったんだろうな〜。
“悪いのは、自分以外のみんな”であって、自分が悪いなんて全く思ってなかったと思う。
今思うと、私自身も“母が悪い”のであって、私が悪いとは全く思っていなかったのだけど💦

何十年も母をなんとかしようと必死になっていた私に、ある日夫が見るに見かねて「それはお母さんの課題であって、お前が背負うことじゃないんじゃない?」と。
正直びっくりした。
ずっと長女の私がなんとかしないといけない問題…と本気で思ってたから。

母が自分で気付いて、自分でなんとかしないといけない問題であり、私ひとりが頑張ったところで解決できる問題ではない…
そのことをようやく理解できるようになって、“母からのSOSがあれば、それに応えるけど、なければ私からはもう何もしない”と決心してここ5年弱もの間一度も会っていなかった。

最後に会ったのは、警察署。
しかも、夜中に警察から電話があって、渋々母を引き取りに行った。
逆に母から罵声を浴びせられ、「こんなこといつまで続けるつもり?…もう二度やめて!」と言ったのが最後。

その後、一度だけ警察から連絡があった。
すごく迷ったけど、私はもう母を引き取りには行かなかった…。
母が亡くなってしまった今、あの時母はどんな気持ちだったんだろう?と思うと涙が出た。

でも、私にも守りたい家族がいる…
どうすることが良かったのかは、今もわからない。
もしかしたら、それが母からのSOSだったのかもしれない。
ただ私の心の変化から、きっとこれでよかったんだ…とも思う。

少しずつ自分の気持ちと向き合い、整理しています。
最後までお読み頂き、ありがとうございます😊


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?