見出し画像

一目惚れしたマサルさん(観葉樹)を家に連れて帰ってきた。

これはひと月ほど前のおはなし。



当時の私は引っ越しを考える事態に陥るとは思っておらず、のんきに『木が欲しいなぁ…♪』なんて考えていました。

まぁ、もうでていかんぞ。ふんっ=3


11月の半ばを過ぎた頃に観葉植物探しに出掛けました。
仕事が上がってから探しに出たので、『あ、このコだ💡』とピンと来たコに決めたのがもう夜でした。
いわゆるホームセンターを何ヶ所か回って、結局最初に見掛けたコに決めたんですよね。

家具とかちょっといい服とか「ライト」に買えない系の買い物あるあるではないでしょうか?
え〜?ちがう?



あくまでも、「木」が欲しかったので最初から大きめの植物を狙っていました。
「パキラ買おー」なんて思っていました。
…が、実際に○インズで見てみると、ヒョロっとしたコが編み編みされていて、どうにも頼りない。

けっこう私は重量を感じるどっしり系が好みなので、パキラはやめました。

ふと目線を上げると、なんだかどっしりした重そうなヤツがいたんですよね。

『ああ、このコだ💡』

しかし、観葉植物というかもはや観葉樹。
どうやって運ぶんだ?
私の軽には乗りそうにない。
しかもコルセット付きの我が身で如何にしてマンションに上げるのだ??

まぁ、まだ一軒目だ。
次の店舗や次の次でもっと好みのコがいるかも知れないから。



そんなことを言って結局私は戻ってきて、買いました。
お店で軽トラを貸してもらって、自室に運び込みました。
閉店時間が8時なのに、「8時ちょうどにはきっと戻ってこられません。ごめんなさい」と素直に打ち明けたら、お店の人が待ってくださったんです。
ありがとうございました☆


いやぁ、軽トラよかった♡
普段乗っている車より車高が高くて、背筋を伸ばせるからか腰が痛まないんですよね。
次、車買い換えるときは軽トラにしよう。


マンションで軽トラからこのコをおろし、担ぎ上げて私が運んだわけですが、マンションの住人の方にエントランスで扉を開けてもらいました。
『大丈夫ですか?』
と訊かれたので、
「大丈夫じゃないです〜」
と私は苦笑いで答えました。

いやぁ、重かった。
だって、このコ18キロあるんだよ?
身長170センチだから人間よりは軽いけど。
コルセット女、よく頑張った。

エントランス前の急な階段はなんとか上がったけど、エントランスくぐるのに木の頭引っ掛かっちゃうし(笑)。 そりゃあ、『大丈夫ですか?』って訊きますよね。 私が持ち上げたら木の頭2メートル超えるんだもの。

図々しい革ジャンコルセット女は親切な住人の方がのったエレベーターに木ごと入り込み、
「わたし乗ってもいいですか?」
と訊きました。
…ダメとは言えんだろ、お兄さん気の毒に。

この方は私の階数だけを訊き、階数ボタンを押してくださいました。
ご自分は降りて。

先の通り住人の方はお兄さんだったんですよ。
いくらコロナ禍とはいえ、お姉さんだったらたぶん一緒にエレベーター乗ったと思うんですよね。
気を遣ってくださったのでしょう。

この記事を読んでくださった方の中には、『いやいや、おにーさんなら木を運ぶの手伝ったれよ』
と思われる方もいらっしゃるかも知れません。
いまどきは女性が力仕事をしているのを迂闊に手助けすると変な疑いをかけられるので、『大丈夫ですか?』の声掛けがMAX親切なんですよ。

去年のギプス生活で感じましたもの。
力仕事を手助けしてくれたのって99%女性だったんです。
男性は『手伝ってあげたいけど、疑われるのも…、ああ、でも手伝ってあげたい…』とオロオロされてることがほとんどでした。
時代の風潮なんですよね。


またエントランスでお会いしたらお礼を言いたいと思っているのですが、なかなかお会いしません。
うちのマンション戸数多いしなぁ。

お兄さん、親切にしてくれてありがとうございました!

お兄さんのおかげでうちのマサルさん元気ですよ!



木の名前が『ドラセナ・マッサンギアナ』と言うそうなので、マサルさんと呼んでいます。

たま〜に、喉が渇くみたいで葉っぱが波打ってきたらお水をあげます。
葉っぱが波打ってきたら、がポイントです。



樹令数千年…?



そんなに長生きできないよ、私は。


今日は葉っぱの表面を綺麗に拭いて、霧吹きで葉水をしてあげました。
なんせ私より大きいので椅子は必須です。
真ん中の高さの葉っぱを拭いているときは、女の子の髪を結ってやってる錯覚をしました。
正面に回り込んだら小学生の頃の自分の顔がついている気がしました。

まぁ、マサルさんって男の人の名前だけどね、どー聞いても。



うちに連れて帰ってきたときは、あまりの存在感に少し圧倒されましたが、いまはすっかり慣れています。
主(ぬし)感すごかったので(笑)。



また引っ越しをしなくてはならなくなったかもと怯えましたが、『いや、マサルさんどーすんの?』というストッパーになりました。
もちろん、景色が良い物件で出ていきたくないのと、悔しいのと、私にとっては暮らしやすい場所であるのと、他にもたくさん引っ越し取り止め理由はありますが。

ご近所さんに誕生日パーティーしてもらって嬉しいです。
穏やかな職場があって嬉しいです。

私はここで暮らすもんね、諦めんぞっ。



たくさんのお気に入りに囲まれて年末を迎える私は、とっても満足しています。


今日は雪でした。
明日、早めに出勤しないとなぁ。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?