《フードバンクを利用して》本当の❝恥❞とは?
実は私は今夏に一度フードバンクを利用させていただきました。
生活支援員さんから、
『フードバンク使ってみたら?
社会福祉協議会に訊いてごらんよ』
とアドバイスをもらっていたから。
私は小麦製品や乳成分を含むものでお腹を壊す。
タマネギ、にんにくの加工品もお腹を壊す。
いわゆる過敏性腸症候群(SIBO)なので食べられるものが限られています。
私『うん…、でもさ、食べられるものが決まっていますなんて、分けていただくのに図々しくないかしら…?』
支『心配ならそこを訊けばいいの!』
私『あ…そうですよね。訊いてみます。
ありがとうございます(^^)』
実際に市の社会福祉協議会に問い合わせたら、開所時に見に来て!とのことでした。
そして、言われた通り、社会福祉協議会にお邪魔すると奥の倉庫に案内してもらいました。
職『この中から食べられそうなもの選んでいただいて…、帰りに記録だけ取るので入り口に見せに来てくださいね』
私『はい、ありがとうございます』
案外、期限が迫っているものと、そうでもないものとありました。
カフェラテのボトルとかもあったけど、乳製品は…
私はまだそこまで困窮しているわけではない(と思っているだけ、よその人には冷蔵庫空っぽと言われる・笑)から、お味噌とお砂糖だけいただこうかな。
あ、フリーズドライのお味噌汁も一袋だけ…
私『こちら、いただきます。
ありがとうございます(ぺこり)』
職『お米とパンと好きな方1キロお渡し出来ますが、よろしかったですか?』
えええーっ?!
なに、その大盤振る舞い!!
私『まだお米はうちにありますので、今回は大丈夫です。
またお世話になったら、そのときはお言葉に甘えさせていただきます』
もちろん、社会福祉協議会が私を貧困者と認めているからなんだけど、お米がタダには驚いた。
…だけど、こういった制度を利用することにためらいがある方に伝えたい。
確かに、ちょっと恥ずかしいし、情けない気持ちになる。
自力で食べ物が買えないなんて…
だけど、今を生き抜くために世の中の余ったものを少し分けていただいて、生き延びられたら。
たぶん、誰かに同じことしてあげられる日が来ると思うのね。
最近ご近所さんからお野菜をもらうんだけど、いままでお米までくださっていたの。
さすがにお米までは申し訳なくて、考えがフードバンクに辿り着きました。
彼は、私と同じような家庭で育ったヨーロッパの人。
彼のワイフは日本人で、ヤングケアラー状態で子供時代を過ごした方。
英語と日本語が混じった会話で楽しく冗談を言い合い、笑ってる。
そんなご夫婦を見ていると、私もこうなれる気がしてくる。
いただきものや、分けていただいたものに『感謝できない』なら、それは❝恥❞でしょう。
だけど、『ありがとうございます!』と感謝して、それ食べて、元気になったら…それは恥なんかじゃない。
福祉やフードバンク利用にためらいがあるなら、間違いなくアナタは控えめで優しい方です。
そんなアナタならきっと分けていただいたものに『感謝』できると思います。
だから、本当に困窮しきって倒れてしまう前に、フードバンクも視野に入れてくださいね。
一応、フードロスに対策にもなっていますから。
社会福祉協議会から言われました。
『〇〇さんは、頑張りすぎちゃうから。
倒れる前に来るんですよ?』
…はーい。
読んでくださった方、ありがとっ♪
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