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商売とは何なのか?

「多くの人がうまくいかないのは、”ビジネス"をしているからだよ」

そう言われて、わたしはハッとした。


3年前に副業からスタートして、アフィリエイトやセールスなるものをひたすらやってきて、月の収入が100万を超えて、それなりに稼ぐことはできるようになったのだが。


「なかなか収入が安定しないんです。」


とある府内のカフェで、日本の大物にコンサルをしている社長さんとお話していた時、わたしがした相談がこれだった。


その方は静かな声で、
「中村さんは、ビジネスと商売の違いって知ってる?」とおっしゃられた。

ぶっちゃけどっちも同じじゃない?と当時は思っていた。


でも、全く同じじゃない。
この違いを知るかどうかで収入も大きく変わる、とわたしは思う。


どういうことかと言うと、

ビジネスと商売の本質が全く違うからだ。


もう少し具体的にしてみる。


ビジネス【business】
1 仕事。職業。また、事業。商売。「サイドビジネス」
2 個人的な感情を交えずに利益の追求のみを目的として進める仕事。「ビジネスに徹する」

しょうばい【商売】
① 商品を仕入れて、売ること。あきない。 「 -して暮らしている」
課せられている任務。つとめ。また、職業。専門の仕事。 「本を読むのも-のうちだ」 「 -がえ」
③ 芸者などの接客業。水商売。

どちらもネット辞典から引っ張ってきたものだけど、ビジネスは、個人的な感情を抜きにして利益追及を目的としたもの、とある。

同じように見えるけど、この2つは全く似て異なるものだと思う。


その方は言っていた。

「商売は、続くもの。ビジネスは、一瞬。」

売ることだけなら簡単だ。無理やり売りつけたらいい。

どこぞやのMLMがやっているらしいけど、契約書にサインするまで帰らせないという方法、とりあえずサインしてもらって、悪かったらクーリングオフすればいいから!と言って、クーリングオフ期間連絡を取らないとか。

クソみたいなやり方!と思うけど、実際にそれでお金は稼げてしまうから恐ろしい。被害者をたくさん見てきた。

ただ、稼げると言っても一瞬だけ。
ビジネスは、「続かない」。


でも、商売は違う。

ありがとうを沢山集めていくことだ。

相手のことを全力で考え、
与えて与えて、それがすぐに返ってくるかは分からない。

簡単に商品を買ってくれそうな人がいても、
その人に売って不幸になるようだったら売らない。

目先は損をすることもあるかもしれない。

でも、それがいつに日か形となって、自分の元に返ってくる。


続くこと、わかりやすいもので言えば、「リピート」ってやつだ。

リピートされなければ、続かない。

商売をする上で一番大事なこと、それは続くこと。


例えば、保険の営業で考えた時。

うまく言いくるめて保険の商品を売りつける、なんて人もいるけど
もし相手の気持ちを無視して、売りつけたとしても
後々解約されるのが関の山だ。そして、悪評が立つ。

たとえ自分の報酬は少なくなったとしても、
相手の生活にとって必要な保険のプランをしっかり提案したらどうだろう。

お金にならなかったとしても、自分に得はなかったとしても
相手に価値を提供できていたら。

それは「ありがとう」となり、もし同じように保険の購入やライフプランに悩んでいる友人がいたら、『〇〇さんにお願いしてみようかな』と、紹介に繋がっていく。

そうやって続いていくのだ。


特に、今の時代は"モノ"に違いがなくなってきている分、"ヒト"を見て商品を買うことが多い。

いくらいい商品だとしても、売っている人の人間性に「?」がつくようだったら、わたしは絶対に買わないと決めている。

相手のことを全力で考えて、それを形にできる人が"売れる人"であると思うし、商売をしている人でなければ、今後生き残れない。

この本質を理解できるかどうかで、個人として・会社として生き残っていけるかが分かれると思ってる。

もちろん、人としてもね。

損得も大事だけど、目先ではなくて長期的に見れるかどうか。
自分よりも相手を優先できるかどうか。


とまあ、まとまりがないのですけれど、、、

わたしはビジネスではなく、商売をしていきたいし

わたしの周りの人はみんな商売人で、
ビジネスをしている人とは、今後も関わることはないと思う(表面上は仕方ない時もあるけど)。


これから会社以外で稼いでいく、という人には一番大事な内容かもしれないな、と思う今日この頃でした!


ではまた!

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