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【雑記】愛用ツールが入手難になり思い切って全てを見直して自身もアップデートした件

ガンプラ製作工程中で私が嫌いなヤスリがけの話

事の発端は一年前にガンプラ製作に復帰して以来、ゲート跡やパーティングラインなどの細かい箇所のヤスリ(ペーパー)がけ作業に使っていた100円ショップセリアのスティックヤスリ600番が、5月下旬くらいから入手できなくなってきたことに始まります。

それは手頃なサイズにカットしてある紙やすりが硬めのスポンジの平板に貼ってあるもので、何と言っても100円で10本という値頃感が魅力。同シリーズの1000番と併せて私の主力の作業ツールでした。

同じような製品への乗り換えはもちろん考えましたが、入手性の良さと使い捨てにできる圧倒的コスパから『安かろう悪かろうに納得』して使っていたこともあり、せっかくなので、作業全体の労力軽減、時短、クオリティアップを目指してやり方やツール、全てを見直すことにしました。

1.水研ぎ始めました。

これまで私は水研ぎすると周りがビチャったり、素手で始めちゃうと手がふやけたり、その後のパーツは洗浄しないと気持ち悪かったりして、最終的な仕上げ作業以外では殆どやっていなかったのですが、スケールモデル系のプロモデラーの制作動画で紹介されていたペーパーの削りカスを濡れタオルで除去しながら行う方法を見て、スマートに水研ぎできるんじゃね?とアレンジして導入しました。

タッパーに少量の水を入れて浸しており必要な時にサッと始められてサッと片付けられるようになり、ヤスリの目詰まりも軽減。作業時間自体も短縮し仕上がり良くなりました。

2.水研ぎ対応に変えました。

水研ぎが当たり前になると、それに適したツールの方が効率や精度が上がるのは当然。というわけで曲面用のスポンジもみんな大好き『神ヤス!』に変えていくことにしました。3Mよ今までありがとう。

3.紙より金属の方が長持ちします。

水研ぎを導入しても、スティックヤスリの担っていた点を補填したいところ。しかし消耗品に依存しそれが供給されずに陥ってる事態を避ける為、改めて耐久性の高い金属系ツールの導入を試みます。
ポイントとしてはソレ単体で400番のペーパー掛け以上の仕上がりを出せる切削ツールということで、いろんなツールの使用感や入手の容易さ価格などを調べて導入しました。

結局、失ったツールの特性をカバーするよう細かい箇所の作業に対応するような用途でのチョイスとなりました。精密ヤスリやガラスヤスリも買ってみましたがレギュラー定着は上の写真の3点です。
他に整面用に「ゴッドハンド エッジ出しヤスリ」辺りも整面用に購入候補に上がりましたが、友人に触らせてもらったりした感触サイズ感などからプラ板ペーパーで良いと判断し見送りました。

4.でもやっぱり主力は耐水ペーパー。

正直、メーカーは別にしてもこれだけで整面&表面処理しちゃってる人はたくさんいらっしゃいます。使う人ごとにメーカーの好みもあるし入手難易度や消費スピードなどによるコスパなど、優先することは変わるでしょうが私はプラモ以外で使用も含めて30年近く前からコレですね。

今はプラモ用途のみとなりましたが400と600はまとめ買いしてた昔からのストックを消費中。使い切るまでは頑張るぞってことで、あて板を自作のものだけでなく既製品も追加してみました。
こちら耐水ヤスリのサイズを考慮したサイズになっており、カットしてほとんど余りが出ないようになってるのと、板が色違いで番手が分かりやすいということで導入しました。ただ自作の方はサイズ、重さ、固さにこだわって作ったこともあってFFボードにはまだ違和感があります。

精度は金で買えるが、結局は慣れ。

現時点でようやく上に書いた内容の環境に馴染んできたところですが、既に大きな成果を実感しています。体感的に作業に対するストレス軽減を実感しているし時間効率も仕上がりのクオリティも上がっています。

ウイスキーをモチーフにしたMk2の時に、完成した実物を他人に見せることを初めて意識したことで、甘えない目線で自分の工作の粗さを痛感し、なんとかしたかったという意識変化もあったかもしれません。

精度は道具にお金をかけて手に入れられますが、作業に対するモチベーションが無ければ意味はありません。
モチベーションが無くても済ませてしまえるように慣れてしまうのが理想だと思います。

私も慣れたわけではありませんが、四十路も後半、凝り固まった価値観・メンタルを踏まえると、嫌いなものを好きになるのも難しいことからこの手の作業の向上は諦めていたのでちょっとビックリしています。


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