なぜ豆乳チャイしか置いてないの?

私は、紅茶が大好きです。

普段はストレートティーを飲んでいますが、寒いこの時期は、特にスパイスを効かせた「チャイ」をよく作ります。

牛乳で作るチャイも美味しいし作りやすいのですが、私は普段あえて豆乳を使っています。

その理由は、二つあります。
ひとつは、「食事との食べ合わせ」です。
もうひとつは、「牛乳の先にある牛たちの現状への思い」からです。

今日はその理由のひとつについて、お話したいと思います。

【理由1】アーユルヴェーダの視点で見た食べ合わせ

いきなり「アーユルヴェーダ」出てきました(笑)

健康志向の方やヨガをする方、トリートメントマッサージが好きな方はよくご存知かと思うのですが、「アーユルヴェーダ」は頭からオイルを垂らすトリートメントだけのことを指すのではありません。(と言うのもはばかられますが。)

「インドの古代医学」とか「インドの伝統医療」とか「生命の科学」とか訳されて、詳しくは沢山の方が本やサイトなどで説明しているのでここでは詳細は省きます。

が、ざっくり言うと、「よい人生を送るために必要とされる、心身の健康を含む、あらゆる分野の知恵の体系」だと私は解釈しています。「古代から脈々と受け継がれてきたインド人のおばあちゃんの知恵袋」とも思っています。

そして、その分野の中のごく一部に、「チャラカサンヒター」という章があり食事論について語られている所があります。

(もうこの話は、延々とできてしまうので別の機会に書けたらと)

ほみみカフェでは、そのアーユルヴェーダの知恵を活かしたお食事や私の好きなスパイスや紅茶を活かした米粉の焼き菓子を中心にご提供しています。

牛乳は、アーユルヴェーダの中でも、滋養のあるものとして重宝されています。現代でも、カルシウムやたんぱく質をはじめ栄養バランスの優れた飲み物として、給食に使われるくらいですものね。(しかしこれは繊細な話題でもありますが・・)

ただ、気をつけたいのが食べ合わせ。

*塩味のあるもの(だいたいお料理にはいっていますよね)

*酸味のあるもの(酸っぱいフルーツやお酢など)

*魚

と一緒に食べるのは逆に体内にアーマといわれる未消化物を作り、血液を汚してしまうと考えられているのです。(!!)

せっかく滋養のあるものを食べたのに、身体の中を汚してしまったら残念ですよね。あくまで、ひとつの考えではあります。個人差もあると思います。10~20代など若い年代の方や、普段から沢山運動をして消化力がことさら強い人などは、消化できるかもしれません。

でも、そういう性質があるよ、とアーユルヴェーダでは言われていて、実際、私も実感して納得した点でした。ひと昔前に流行ったフルーツ酢やパイナップルジュースなどに牛乳を入れたシェイクのような飲み物、体にいいと信じ込んで、飲み続けたことがあります(笑)翌朝の舌苔が多くなったり、身体が重く感じました。(しばらくしてやめましたが、その時はただなんとなく飽きたからだったかも。食に意識しているようでまったく無頓着でした!!当時を反省)食感もドロドロしているのに体内でもドロドロのままだったとしたら・・・。この知恵を知って、まさに!と思いました。

【まとめ】ずばりなぜ豆乳チャイにするか

牛乳は、塩分・酸味、魚との食べ合わせが相性がよくないとされる。

(なぜ魚なのかはまた話すと長くなるので、またいずれ・・)

塩分や酸味のあるお食事を召し上がったお客様が食後に飲む場合、または塩分を加えたお菓子と一緒に召し上がる際に飲む場合は、牛乳をさけたい為、豆乳チャイを作る。

です。

色んな植物性ミルクがある中、豆乳ですらも諸説あります。

でも、いまのところ、紅茶とあわせても美味しく出来る「豆乳」を選んでチャイを作っています。豆乳以外にも美味しく出来るミルクに出会ったら、その時は○○チャイになっているかもしれません。

正直、豆乳の豆渋さを和らげながらミルク感出すのは色々工夫が必要です。無調整豆乳だとなおのこと。でも、甘味料や色々な添加物が気になるので私は、あえて無調整豆乳で作り、粗製糖などで甘みを調整しています。

日々、楽しみながらより美味しい豆乳チャイが作れるよう日々精進していきます☆

次回は、豆乳チャイの理由その2「牛乳の先にある牛たちの現状への思い」をお話したいと思います。


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