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日々是紅茶⑫「米粉ビスコッティと紅茶」

ちょっと今日は、紅茶よりお菓子寄りな話。

先日、ご近所の方に沢山のローズマリーをいただいた。
ローズマリーは、暑さに弱いので梅雨に入る前に剪定をしておくといいらしい。
そうか、我が家の枯れてしまった原因は剪定不足だったのかも。
モリモリと葉をつけた元気に香るローズマリー。
お茶やお料理にはもちろん、チンキにしてもまだまだある。
そのまま飾ってもいい香りなので、花瓶にさしてみたり。
逆さにしてドライフラワーのようにしておいても、可愛い。

1時間でこの色!
でもまだまだ出来上がりは約2週間後らしい
それはそれは濃い液ができそう

  • 記憶力UP

  • 抗酸化

  • 血行促進


などに良いとされていて「若返りのハーブ」とも言われているローズマリー。
家中にいい香りがしているので、きっと今週は仕事や勉強がはかどるはず♪

でもせっかくの生葉、新鮮なうちにたっぷり味わえるレシピないかな~と思って、焼き菓子を作ることにした。
我が家は数年前から小麦をゆるく控えていて、家でお菓子を作るときはほぼ100%米粉で作ってきた。
米粉でつくる焼き菓子は、腹持ちがいいのでつい食べ過ぎてしまう私にはありがたい。
ただ、小麦粉と比べると割とあっさりした味わいになるので、食感やフレーバーで変化をつけるのが、私は好き。
小麦特有の焼き上がりの香ばしさの代わりに、スパイスやハーブ、他の穀類やナッツの香りを足す。
ざくざくとした食感のクッキーが特に好きなので、今回はローズマリーのビスコッティーにしてみた。

プレーンのビスコッティの生地に、大さじ2くらいの刻んだ生葉とナッツ、チョコチップを入れて。
ハーブは軽いので、意外とグラムの割りにかさがあり「少し多いかな?」と思いがちだけど、多めなくらい入れたほうが、焼いて数日後にだんだんと馴染んできた際にもちゃんと香りがしておいしく作れると思う。

ローズマリーは、ハーブの中でもはっきりとした強い香りだけれど、焼き菓子にいれるとふんわりと優しい香りに落ち着くものだな~と思った。
ローズマリーの繊維質な硬さも、ザクザクしたビスコッティだとそんなに気にならない。(時々、歯に詰まることもある笑)

今度はパウンドケーキにも入れてみたいが、食感が課題。
フレッシュなうちに使いきれる自信がなかったので、急遽一部は、ホワイトリカーに漬けたりシロップにしてみた。
色が黒ずまずに上手く香りも保存できるといいな。
米粉でもフォカッチャが作れたら、ローズマリーのフォカッチャ最高だろうな~。

さて、通常ビスコッティーにあわせるのなら、コーヒーや濃いめの紅茶に合わせるのが一般的かもしれない。
でも今回はウッディーなローズマリーを香らせたあっさりビスコッティなので、味わいは軽やかでありつつも後味が落ち着いた香ばしさもある「ウダプッセラワ」をあわせてみた。

「ウダプッセラワ」の紅茶は、スリランカの高地産の紅茶。
前回の記事で紹介した高地産「ヌワラエリヤ」と「ウバ」の間に挟まれた産地だ。
そのため、季節によって両方の産地の特徴を併せ持ったり、個性を出しにくかったりするけれど、「MITSUTEA」が買い付けている「ウダプッセラワ」は、渋味の強い「ウダプッセラワ」ではなく、時間が経つにつれて繊細な味の変化が楽しめる優しい茶葉で、単品か油分の少ないあっさりとしたフードに合わせるのが私は好きだ。

ローズマリーの爽やかな香りも余韻で楽しみつつ、紅茶は落ち着いた香り。
この行ったり来たり。
あっという間にビスコッティも紅茶もなくなった。
ゆっくり楽しめるお茶なのに(笑)

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