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採血メンタルの仲間たちへ

健康診断(=採血こわい)の季節が来ると鬱になるみなさまへ

数回の採血失神経験を経て、すわって採血できない歴20年。採血ではなく小指にちょこっと針さす診察(血が固まるかの検査)でも失神するぼくのメンタル調整法がこれです。※余計に不安にさせてしまったらすみません。

基本
・座ってではなく寝ころんで採血
・目をつぶる
これは当然として、さらに下記。

採血は、針を刺す前に勝負が決まる。

朝イチは避ける
やはり最初は看護士の腕があったまっていない。少なくとも10人程度は針を指してウォーミングアップされた状態を狙います。つまり開始30分以降。

看護士の見極め
できれば一番上手い人にやってほしい。ではどうやって見極めるのか。採血する手元を見ます。針を指す瞬間ではありません。刺した後に容器を交換する時です。いかに揺らさない(ことに気遣っているか)。針をさすのはもちろん、容器交換も細心の注意を払ってほしい。そんな気持ちを慮ってくれる看護士は、きっとすべてのレベルが高い。上手い人を見つけるではなく、ガサツな人を避ける程度でよいです。

おおげさに申告
ベット採血を伝えた後も、絶対に気持ち悪くなる・いつも失神する・本当にダメなんです。など大袈裟に主張すると、看護士のケアも高まる(気がする)し、伝えることで安心感が高まります。悲壮な表情で伝えると効果的。

血管細いねー対策
「まさか失敗の可能性が…」と不安になるひとこと。これも想定して、脳内補完を用意しておきます。「血管細いねー(でもそんな患者たくさんやってきたから楽勝よ)」と。慣れないうちはカッコの中を小声で口ずさむとよいです。

腕ペチペチ対策
ジェットコースターでいうと最初の上がっていく段階。メンタルマックス状態ですが、もうまな板の鯉ですから、ペチペチされる前にいち早く自分の防御スタイルに入ります。寝転んだら、とにかく反対の手で目を覆い、深呼吸をして、無心もしくは他のことを考える。刺されてる腕は意識から切り離す。考える内容は用意しておく。歌を口ずさむのもよいです。しばらく前からこの練習に入ります。ついでに「手をグーにして力を入れて〜」の練習も。練習はあなたを裏切りません。

容器交換対策
無事に針が刺さったらひと安心ですが、容器交換で針が揺れるなど、採血中も予期せぬメンタル削りが訪れます。そこで、考えうるアクシデントをすべて書き出して、動揺を本番までに出し切ります。あとは無心。約20-30秒の我慢。「いま容器何本目かな?」など考えるのも焦りのもとです。メンタル削られて来たら、最後は「自分だけじゃないんだ。数百万人?の採血メンタル仲間たちも耐えているんだ」と鼓舞します。ちなみにぼくは、採血してる時に「もうすぐ終わりますからね〜」と言われるのが嫌いで、最後まで黙ってて抜いてから「はいおわりましたよ」と言う看護士さんが好きです。

最後に
ここまで書いてなんですが、気分が悪くなるのは、迷走神経反射(ショック→ストレス→血流低下)が原因らしく、寝てる時に迷走神経反射は発生しないそうです。つまり、寝転んで採血さえすれば対策ゼロでも、ほぼ解決ってことらしいです。最悪、気分悪くなっても横に看護師さんいますし。ということで、この対策が少しでも役立てば幸いです。数百万人?の採血メンタル仲間のみなさん、毎年やってくるこの憂鬱な時間を一緒に乗り切りましょう。

いちおう、健康診断の採血拒否は医師の相談で可能性はあるそうですが、よほどの場合のみですね。。
健康診断時の採血拒否について

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