「いいね」くれてもくれなくても 君にほほえんであげる
Liking me or not,I will always give you a smile
「いいね」くれてもくれなくても
君にほほえんであげる。(ウィスット・ポンニミット)
I DON’T MIND,IF YOU FORGET ME.
もしぼくのことを忘れちゃっても、大丈夫だよ。(奈良美智)
この2つは作品だけじゃなくタイトルがとてもとても好き。タイトルだけで泣ける。奈良さんの作品はもう20年以上前のものだと思うのですが、今でも、というか今ますます好きになっている。
若い頃、ぼくは自分を真ん中に考えつづけていた。好きな人や、親や、ペットのしあわせも大切だけど、それらも自分のしあわせを構成するものだったように思う。でも、結婚して、子どもができるとその真ん中が少し変わった。子どものためなら死ねるとよくいうけど、まさにそれ。いきなりトラックがつっこんできたら、ぼくは子どもの代わりに轢かれると思う。妻の代わりにも轢かれると思う。それは愛おしいという当たり前の気持ちだけではなく「なんか責任のような感覚」からきている。なんとも説明するのが難しいというか自分でもぼんやりと曖昧な。本能的な。そして、ぼくはこの「なんか責任のような感覚」にとても興味がある。
I DON’T MIND,IF YOU FORGET ME.
さびしい。でもうれしい。無償の愛という完全なものではなくて、なんか責任のような感覚。そういう満足のカタチを最近よく考えている。
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