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根性論の下敷きになって苦しむ大人たち

私は40代、なんとなく戦後の復興の怒涛の中で生きてきた親と地域に育てられた40代。頑張ればなんとかなると信じていたのにバブル崩壊で結構大変な目にあった40代。

戦後、あまり時間が経っていなくて
祖父母も戦争のトラウマが癒やされていなくて

そんな社会で子ども時代を過ごした。→ 根性の育て方ってあるの?

なぜ、死ぬ気で頑張らないとならなかったのか

死ぬ気で頑張れと一生懸命頑張ることは似て非なるもの

死ぬ気になったらなんでもできる

死ぬ気になったらなんでもできるって言う言葉、とても深い言葉のように思うのだけれど、どこからきてるんだろうって考えたことありますか。

死ぬ気にならないとやれないようなことは本来しなくていいことだと思う。
命さえあればというか、命があるからこそ未来がつながっていき
その未来のために私たちは生きているのに死ぬ気にならないとできないようなこと・・・

どう考えても、やらなくていいことですよ。

日本は敗戦国だ。海外に出たことがないと実感が湧かないかもしれないけれど、敗戦国だ。多くの犠牲を払った故にトラウマを抱えた国。

死ぬ気になって命懸けて生きたあの数年を今も引きずっていて発展はないから、どうか自分を一番大切にする生き方を知って欲しい。

石の上にも三年

石の上にも三年も、根性を語る上で不可欠かと思われるようなフレーズ。
でもね、それはあまり変化のない時代に大切にされてきたことであって、今の時代に、今の社会で石の上に3年も座ったままだと何もかもが変わってしまう。
できれば、動く石の上で3年座りたい。

できれば浮いている石の上で、座ったり時には寝転がったり違う景色を見ながら3年過ごしたい。

そのほうが見える範囲も広がるし、急速な流れにもついていけるから。

「さんねんねたろう」

母は3年寝太郎の話が大好きだった。私も好きで何度も読んでもらった昔話の一つ。あ、あか太郎も好きだったな。

桃太郎や一寸法師よりも多い回数「さんねんねたろう」の絵本を読み聞かされた私は、"3年"という期間には何かの力を感じている。

硬い石の上に三年座って足に座りだこができてしまうくらいならば、3年寝て突然働き出した「さんねんねたろう」の方に魅力を感じてしまいがち。
どちらかというと耐え忍ぶ3年より力を貯める3年の方に可能性を感じている。

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根性論を言われたことがない私から見える世界

頑張ることを褒められたりはしてきているけれども、根性でなんとかしろと言われたことはなく、根性なしと親に責められることもなく育った。

自慢ではないのでお断りしておきたいのだけど
私の母はいい意味で鈍感な部分を持ち合わせた人だったから、戦争のトラウマを引っ提げた大人たちに同情しつつも私たち子どもにそれを引き継がせることはなかった。

大人になって私が、大きめの挫折をして悲しくなった時、母は言ったんだ「あなたを養うことくらいできるから、ずっとお家にいてもいいんだよ」そう言われても私は3日もたたずに外に出て新しい仕事を始める。

私の性格もあると思う。性質なんだと思う。
しかし、この前しか向かない、この性質は親の子育てによって太くされてきたんだと今自分が子育てしていて思うんだよね。

それぞれに持って生まれた性質の根の部分を大きく太く強く長く伸ばしてあげることが「根性」を育てることなのだと強く信じている。

厳しくしたからって人は育たない。

根性を育てるには厳しくすることだと信じられているように思う。

だけど、厳しさで人の心は育たない。言われている根性が心のしなやかさであるのなら、それは厳しさではなく愛をたくさんかけてあげて欲しい。

子育てなら・・・
子どもの言葉をよく聞くこと


明日のお支度や、身辺自立ができていないとあなたが困るのよと言わないこと。
自分のことができないとあなたが困るのよという言葉が秘めた危険さを知ってほしい。
何か一つ間違えたら「あなたが困る」社会では、自分以外の全てが敵になってしまう。自分以外の全てはライバルになる。

でも、そう思って育った子はとても不幸だよ。

人は助け合って生きている。困っていた人がいたら助けることなんて教えておきながら、自分が困ったら助けてもらえない世界。アンビバレントな世界。
そのような世界に安心を持って暮らしていけるのだろうか。

会社や成人した人々の組織なら・・・
適材適所で働いてもらうこと。

適材適所は本当に大事。仕事が原因で鬱を患う方がとても増えている。弊社にもいっぱいいる。とても苦しいなと思う。いつももう少し前で気づいてあげられたらと思う。

得て不得手は皆それぞれあるのだから、それそれが補い合いながら仕事が進められたら安心できる。

安心できる環境でこそ、人は最高のパフォーマンスを出せるんだよねぇ。

それぞれの声を拾い上げお互いを否定し合わないこと、それとても大事。多様性を尊重しようと言われても、多様性の意味もよくわかっていない人とか、尊重するってことがわかっていない人がちらほらいる。いるから、よく考えて欲しい。

人を否定するとコストが上がりますよってめちゃくちゃ思います。


子育て中の方なら、子どもの話を聞いてほしい
全部聞いてなくていいから、世界最強の相槌王になってほしい。

部下を持つ上司なら、厳しくすることよりも、業務の効率化を考えて欲しい。つまらない作業を一手に引き受けられるアシスタントを入れるのだ!


根性論の下敷きになって苦しんで鬱になって、悲しくなっている場合じゃないぞ。根性論の下から這い出て、もっと楽〜に生きていこうよね。(生きていきたいよね)






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