映画「セントラル・インテリジェンス C.I.A.」をあえて難しく観てみる。
①いじめられっ子からCIA職員!?
主人公のロビー(ドウェイン・ジョンソン)がいじめられていてトラウマを持ったけど筋トレしまくってCIA職員になった話。ストーリーは頭使わなくて楽に観られる。また適度に爆発があって個人的には久しぶりの爆発物だったので楽しかった。
②いじめを乗り越える方法。
主人公がやったこと。
筋トレ。
記憶を腹の底への封印。
悪者を退治。
高校時代のスターにずっと憧れていた。
さっと思いつくだけでこれだけの苦労をしている。いじめを受けるトラウマを克服しようとするだけでこれだけ多くの行動が変わる。そしてこれらの行動は防衛機制と呼ばれているものだ。
③防衛機制に主人公の行動を当てはめる。
筋トレ。
= 昇華(世間に認められたい)
記憶を腹の底への封印。
= 抑圧(問題を見えないところへ隠す)
悪者を退治。
= 昇華(世間に認められたい)
高校時代のスターにずっと憧れていた。
= 取り入れ(憧れの人の思考等を自分の中に取り入れる。)
個人的には昇華がかなり前向きな方法だと思う。しかし、年齢や精神が未熟だとものに当たり散らす「攻撃」なんかで防衛機制が出てきてしまう。
昔、スクールウォーズで不良たちが有り余った体力をラグビーに向けた話なんかはまさに「昇華」の話だ。
④最後はトラウマに向き合うしかない。
根本的な解決になっていないことはお分かりの通りだ。しかし、一時的なココロの防御には必要で、みんなやっている。
しかし、根治を目指すには問題と向き合うことだ。
いじめだったら、いじめている人たちに向き合ったり、いじめられている自分と向き合う必要がある。
ニート時代の僕は、ひたすら自分と会話した。散歩しながら何時間も自問自答し続けた。あの作業こそが、自分を取り戻す作業として必要だったのだ。まるで「鋼の錬金術師」で賢者の石と何十年も語りあうホーエンハイムのように。
最後に問題に耐えられず、幼児に「退行」してしまったドリアン海王をご覧ください。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?