36.叙任権闘争-皇帝教会政策-
①最後の審判
イエスが生まれてから1000年後、世界の終焉を迎える。
そして神を信じている人々は天国へ導かれ、それ以外の人々は地獄へ落ちる。
信じることは気持ちだけではダメだ。気持ちで示さなければならない。
自分の大事な土地を寄進しなさい。
こうして司教たちは土地を集め、荘園領主になっていった。
②土地が少ない神聖ローマ皇帝
神聖ローマ皇帝は名ばかりで各地の荘園は不輸不入権で税がとれない。
どうすれば、土地を手に入れ、権力を拡大できるか・・・。
皇帝は思いついた。
皇帝「司教は結婚できない。だから跡継ぎがいない。そこで、死んだ司教の後任は自分の身内にした。そうすれば、土地はわしのもんじゃ。」
こうして、次々と聖職者の後任は貴族たちが担った。
すると問題が起こる。聖書が読めない。結婚する。戦争ばかり。
日曜日の教会も聖書を知らないので仕事ができない。
金に困った司教たちは商人に聖職者の職を売った。
今度は商人が坊主になったのだ。
混沌がヨーロッパを包んでいく・・・。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?