72.ユグノー戦争の終わり。
前回の続きは上にあります。
①戦争はまだ続く。
サンバルテルミの虐殺の後もユグノー戦争は続いていた。ヴァロワ家の家系図でさらっとやる。
戦争中にヴァロワ家の人間はほとんど死んだ。
カトリーヌは病死してしまったし、息子のアンリ3世も暗殺され、シャルル9世は虐殺事件から精神に異常が見られ、廃人。残ったのはマルグリートだが、サリカ法典で女性は王にされないので、ブルボン家のアンリ4世に王位継承が回ってきた。
②改宗を繰り返すアンリ4世
アンリ4世はサンバルテルミの虐殺から逃れていた。カトリックに改宗をすることで逃れ、ユグノーが優勢になって安全とわかると今度はユグノーに戻った。そして王位継承がまわってきたが、問題が発生。パリ市民が猛反発。
パリ市民の9割がカトリックだったからだ。ユグノーの王など認めないといったところか。アンリ4世はやむなくカトリックへと改宗し、フランス王になった。
フランスブルボン家の開始である。
③完全に終わる宗教戦争。
アンリ4世は思った。
アンリ「カトリックとかユグノーとかどっちでもいいわ。好きな宗派を選んで信仰すればいいじゃん。」
ということでナントの勅令が出され、ユグノー戦争は幕を閉じた。
長い戦国時代を終わらせたことでアンリ4世の人気は高い。
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