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スライドで授業する世界史

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2020年8月の記事一覧

94.イギリス産業革命その3

①産業革命が起きた理由。 理由は三角貿易での奴隷を売買し、綿花産業で儲けるあの産業構造を壊さないようするため。 もう一つは、都市への人口流入による労働力の急増。人々は農村から追い出されたのだ。 イギリスは北海道の寒さ。だから自給するには食料が足りず、フランスから輸入していた。しかし、フランスと仲が悪く、輸入が止まることもしばしばあった。 イギリスの農民は次第に自給する道を模索しだした。 ②農業革命 農作物を増やす方法は二つ。 ①生産面積を増やす。 ②生産性をU

93.イギリス産業革命その2

①鉄鋼業 上は鉄鉱石。これは酸化しているためにこんな色をいている。錆びているだけなので還元反応を起こして純粋な鉄にする。 木を燃やして鉄を作っていたために大規模な森林伐採が行われた。 よって使用されたのが石炭。植物の化石だ。しかし石炭には硫黄が含まれており、鉄をボロボロにしてしまう。だから石炭を熱して硫黄を熱で飛ばして純粋な石炭にした。 ダービー父子がコークス製鉄法を編み出す。 石炭を掘り出すために炭鉱が次々に出現し、顔が真っ黒な人々がたくさん街に現れた。炭鉱では水

92.イギリス産業革命

①機械の導入 イギリスで発生した産業革命は機械が導入されて生産効率が爆発的に上昇したことで生活様式や思考方法すら変化してしまった。 ②工業の進化形態 最初は問屋制家内工業。個人で問屋から原料を買ってきて生産する方法。しかし効率が悪いので次第に個人から集合して生産し始めた。これが工場制手工業。別名マニュファクチュアという。江戸時代にはマニュファクチュアで生産されていた。 ③軽工業の発達 工程の名称のまとめ。 綿繰り:綿花から綺麗に綿を取り出す。 紡績:綿を糸状にす

91.三角貿易

イギリスから銃がアフリカへ。 アフリカで奴隷を乗せてアメリカへ アメリカでタバコと砂糖を乗せてイギリスへ これが三角貿易。 しかし、銃がだんだん売れなくなる。争いが沈静化したのか。そしたら次は。毛織物を売る。しかし売れない。 暑いから。 どうする。 毛織物ではなく、綿織物なら暑くないだろう。 しかし、綿はインドから輸入して作る。キャラコは質がいい。 結局、貿易で一番儲かったのはイギリスではなくインドだ。 イギリスはなんとか綿を自作しようと考えた。これが

90.奴隷貿易とアシエント権

①人間が商品になるまで今回のタイトルはなんとなく歴史の教科書っぽいな。 大航海時代。インディアンたちはタバコを吸っていた。ヨーロッパ人が吸ってみたら気持ちよかったので輸入することにした。しかし、病気や戦いで働いてくれる人口がどんどん減少していった。 アメリカ大陸にいる労働力を補わないといけない。どこから連れてくるのか。 ポルトガルはアフリカ大陸に武器を輸出していた。 アフリカで部族同士の対立が激化していたからだ。ベニー王国やアシャンティ王国は銃を持って弓をもっていた他

89.イギリスのアメリカ進出

①イギリスの海外進出 大航海時代ではポルトガルスペインが各地に植民地を形成した。スペインはポルトガルを併合し、太陽の沈まぬ国と言われていた。 全部スペイン王フェリペ2世の領地。フィリピンなどはフィリペ王子の島で名前がついた。 アルマダ海戦でスペインがイギリスオランダに敗北すると、スペイン植民地がイギリスとオランダに奪われていく。 イギリスは新大陸に植民地を苦労しながら作った。技術を蓄積しながら数回。ローリーという人物が開拓に成功し、ここのエリザベス陛下の土地という意味