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PR脱構築 vol.1 現実とフィクションのインタラクション

プランニングのアイデアの種を貯めるために始めたコミュニケーション事例の脱構築(デコンストラクション)。企画者に完全に追いつけないと思いつつ、吸収するために。

概要

「東京喰種トーキョーグール:re」と、今は亡きインテリジェンスの求人情報サービス「an」とのコラボレーション企画「喰種捜査官 [急募]」。
特設サイトから応募すると若干名が作中に出れる、というもの。目的は集英社・週刊ヤングジャンプにて連載中「東京喰種トーキョーグール:re」の話題化。

①ファクト抽出

・「東京喰種トーキョーグール:re」の捜査官急募、という文脈でanに特設サイトが公開

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・特設サイトには応募用の履歴書がダウンロードできるように。紙の履歴書のみによる応募とした

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・「尊敬する捜査官」や「好きな捜査官の言葉」などファンが楽しめ悩む内容もいれた
・作者が当選者=作中に出る人を決定
・発表は作中

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・当選者には契約金とかIDカードや辞令書などを送る

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・anのフリーペーパー版でも広告展開(地域ごとにキャラをクターを変えた)

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・作中の「捜査官が不足」という状況にリンクしている
・Twitter上で作者に来たコメントに対応して応募規約も随時修正
・SNSの広がりはTwitterが99・Facebookが1


・話題にしたのは若年層(女性多め)

②抽象化

作品を広めるために、現実世界とリンクを作ることで話題化。作中の流れに違和感無い様、出来るだけ原作者の意向を入れ込むことで、広告らしさを極力削っている。作品の特徴上、危険すぎる職種の募集という真新しさもあり。
コアファンが喜ぶコンテンツ作りを通じて、コアファンを中心とした熱量の伝播による話題化を実現している。

③転用アイデア検討

現実→フィクション WEBサービスなどを作中に出す
フィクション→現実 現実のWEBサービスに作中を出す

プレイスメントのような「現実→フィクション」パターンは今やありふれているが、「現実⇔フィクション」の相互作用を組み合わせることでフィクション作品のファンにとって面白い体験が提供でき、盛り上がりを作ることができそう。

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