子どもが勝手に学び出す!ハーバード式子育ての公式

週1ビジネス書のはずが、これは育児書だしビジネス書じゃないけど、よく平積みで見かけるのと、育児系コンテンツを作ってるのでこんなのも良いかなと。

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「子どもが勝手に学び出す!ハーバード流子育ての公式」ロナルド・ファーガソン、ターシャ・ロバートソン著

世の中で活躍している人たちの育てられ方に、隠れた公式があるんじゃないかという仮説の元にリサーチされ、書かれた書籍。ハーバード出身の人たちの協力の元に書かれたので、同大出身者の話が多い。

シェルター出身や貧困街出身者も含み、経済状況に関わらず親の関わり方で子どもが変わるという例がたくさん紹介されている。

この中では公式は8つあると言っているけれど、おおまかには3つかな。

・小さい時から子どもに積極的にかかわり、学び体質の芽を出させる

・環境を整え、道を作る(ためにはどんなこともする)

・親(またはそれに変わる近しい大人)が、手本となる

とても普通。大前提として、ここに出ている人たちは小さい頃から元々優秀で成績は良い。その上で、社会に出て主体性を持ち、社会貢献もし、幸せを感じる人生を送って欲しいという親。とにかく真剣に、すごい熱量で子どもに積極的に関わっていた。子どもの学校のために引っ越すなんてザラ。

あと、印象的だったのは、成績を優秀にするために全員が親から早期教育を受けていたこと。就学前に読み書き、足し算かけ算は普通。そして、そのおかげで子どもは最初から優等生でいられ、優等生を味わうことによって優等生をキープする努力をするのだそうな。未就学児は思いっきり遊ばせたいと思っていた私は凡人だったな。

子育ての公式は、はっきり言ってとても普通だったけれど、親の熱量のすごさが印象に残る1冊。主体的で幸福な大人になって活躍するにはおそらくかなりの熱量を持っているべきで、それは親の生き方や子育てに対する熱量から伝わるんだな。なんだか、ビジネス書じゃないけどビジネス書を読んだあとのような、駆り立てられる気持ちになった。


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