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感傷的に、夏。

夏が来た。ff14を始めてから2回目の夏だ。また今年も花火はあがっているし、海辺に討伐対象も出ている。まだ頭上に若葉マークがついていた去年とは違い、すっかりとログインすることが生活の一部として溶け込んでしまっているし、年初に激情を消したくて始めた釣りも日課として楽しめている。去年と一番変わったと言えるのは、自宅から花火が見えるようになったことだ。

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大型アップデートがあと3ヶ月ほどで来る前なので、人はだいぶ減るのかなと思いきやそんなことはなく。新しく始めてみるような人もそれなりにいるようで、自分が去年の秋頃にとれた若葉マークをつけたプレイヤーも多く見る。ソフトのセールもしているようだったし、自分もセールにかこつけて始めたなと振り返ってみたりもする。人が少ないというようなことはなく、なんとなくみんなで休日深夜のゴールドソーサーで色々遊んでいると、新しい友達ができたりもする。実に開放的な季節だ。

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ただ、新しい友人が増えていく一方で、見かけなくなる友人もいる。

他SNSで動向がわかったり、リアルで知り合いだったりする場合は全く心配はしないのだが、1ヶ月以上、2ヶ月近く音沙汰がないとなるとどうしたものかとも思ってしまう。勉強や仕事が忙しいのか、はたまた別のゲームで忙しいのか。

それならまだいい。そのうち会えるだろうから。ただ、そうではない時もある。このご時勢、誰がどうなっても何もおかしいことはない。

実際、さよならができればまだいいほうで、悪い知らせは唐突にやってくる。最低の知らせは、全く想像もしていなかったような方向から襲い掛かってくるもので。我ながら悪く考えすぎではあるとは思うけども。

新しく出会う友達、すでに遊んでいる友達、これから出会うであろう友達、そしてなかなか見かけなくなってしまった友達。これからの楽しみや喜びも待ち遠しいけども、今後どうなるかわからないことを考えると少し寂しくもある。晩夏だからだろうか。


夏真っ盛りのどこか高揚した気持ちは過ぎ、だんだんと落ち着いた季節になってくる。昼間こそまだ暑いが、夜になると少しずつ季節が移っていくような空気を感じる。セミの声も静かになってきた。感傷的に、夏が過ぎる。


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