中西 勇登

見たもの、学んだこと、考えたことに関して。

中西 勇登

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最近の記事

小説とデザイン、そして体験

最近、アメリカ文学者である木原善彦さんが書かれた 『実験する小説たち 物語るとは別の仕方で』 という本を読んだ。 もともと小説はそこそこ読む方だったが、ミステリー、とりわけ叙述トリックが使われたものがなんとなく好きだった自分は「実験小説」という、魅惑的なワードに惹かれて手に取った。 普段の生活の中、眠いながらも電車中で少しずつ読み進めていったのだが、読みながら何度もその内容に興奮しながら、気づき(?)を感じられたのでメモ書き程度に書いていきたい。 小説=UXデザイン

    • 帰省

      2019 11/6 帰省にて 「帰省する度、      街が少しずつ変わってるな、、、」 なんて思ってたらそれどころじゃなくて、自分の家までリフォーム真っ最中だった、、、 前々から、リフォームやメンテナンスの時に建物の周囲に組まれる足場や膜のつくる空間に興味あったけど、実際に中にいると思った以上に不思議な感じがする、、、。 明らかに空間性が異なる、別の時間軸が流れてるとも思えるような場が、突如今まで自分たちの領域だった家の周囲に現れてるんだけど、過剰に暴力的かと言

      • みんなの森 ぎふメディアコスモス

        2019 11/9 みんなの森 ぎふメディアコスモス にて 思ってた以上の迫力。 天井が、傘が、「地形」とも呼べるようなやわらかくも圧倒的な環境をつくっている。 そしてその地形の上に本棚や机、椅子いろんなもの達が場を記述していた。 傘から同心円上に、ある特性を持った場が広がり、その場と場の間にベンチや椅子、机、舟状の読書スペースなどいろいろなモノたちが適切な密度で広がっている。 建物自体がつくるインテリアは、建築というにはあまりに曖昧で、そうした曖昧さがいろんなものが

        • これから

          今まで閲覧用にしていましたが、少しずつ見に行った展示会や建築、読んだ本などについて書いていこうと思います。 よろしくお願いします。

        小説とデザイン、そして体験