見出し画像

帰省

2019 11/6 帰省にて


「帰省する度、
     街が少しずつ変わってるな、、、」

なんて思ってたらそれどころじゃなくて、自分の家までリフォーム真っ最中だった、、、

前々から、リフォームやメンテナンスの時に建物の周囲に組まれる足場や膜のつくる空間に興味あったけど、実際に中にいると思った以上に不思議な感じがする、、、。


明らかに空間性が異なる、別の時間軸が流れてるとも思えるような場が、突如今まで自分たちの領域だった家の周囲に現れてるんだけど、過剰に暴力的かと言うわけでもなく、不思議な調和がある。

圧倒的な他者なのに、不思議な同化が起こってる。

内部が拡張されたと感るわけでもないけど、どこか庭が生むような領域性が平面的にじゃなく、本当に被膜のように家の周囲に生まれてる

例えばその要因は

・素材や構法などの明らかな他者性
・内部の床レベルやプランとどこまでも噛み合わない異界性
・目隠しシート(?)の思った以上の光の透過性

だったりだろうか。

特に、バルコニーが不思議な感じがある

今までバルコニーに立った時は家の床に立って入るけど、身体が外に投げ出されてるような感じだけど、足場の構法上バルコニーも外ではあるけど、皮膜に覆われてる状態で、経験的なバルコニーの感覚と齟齬があって面白い

中なのに外であり、外にいるのに中である。



また、目隠しシートは以前ビルの補修に使われてるの外から見たとき、風や光で揺らぐファサード が生まれてて面白かったけど、中に生まれる空間性も面白そうだから、本当にいつか同じような素材を建築で使ってみたいと感じた。

光の透過率も環境的には問題なさそうだ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?