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稲とコンビニ、時々特急

#暮らしたい未来のまち

お菓子の街に住みたい、ゲームの世界に住みたい…いろいろな思いのある中、わたしは幼い頃から稲とコンビニが共存する街に憧れていた。

稲というのは昔のわたしにとっては畑の総意で、とにかく自作農でのんびり自足時給したい(今ではとんでもないことである)、でも便利の代表格であるコンビニも欲しい。
なんて言ったって幼稚園から帰る間の道にコンビニが2軒ある女である。あの便利さには勝てないことを知っている。

今思うのは幼い頃のわたしはまぁ便利な街を想像していたということだ。
コンビニもほしい、でもちょっと非日常的なのんびりとした景色に埋もれていたい。
特急なんて止まって街にすぐに出られたら最高だ。そんなふうに思っていた。

改めて思うことはやはり、利便性ばかりを求めてはいけないということである。
リモートワークが進み、田舎ののどなさに憧れて移り住む人が増えたそうだ。
田舎特有のあの、何とも言えない感じに耐えられるのかはさておき、やはり少人数教育をしてもらえたりするのは子どもの成長にとって、少しはいいのであろう。
しかし、都会の派手さも忘れてはいけないというのがまたいいらしい。

いつか、稲とコンビニに囲まれながら暮らす日々が来るのであれば。
わたしは利便性ばかりを追求せず、あえて少し窮屈な中で暮らすのもいいのではないかと思っている。

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