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第1回 体力測定会💪

⚫︎はじめに

人口160名で生活を回している青ヶ島の住民は、身体が資本です。
1人が欠けても、その穴は他の市区町村よりも大きいと言えます。
しかし介護保険などのサービスはなく、手術の設備が整っていないため、健康で丈夫な身体作りは青ヶ島村民にとっては必要不可欠であると考えました。

と、いうことで、
やってみました体力測定会!

今回のチラシです。ポイントはやはり"おしながき"ですかね。笑

まずは今の自身の身体機能を知ってもらうこと。
次点で運動、健康への意識を変えていくこと。
そして、意識が行動として表れること。
まるめると"行動変容"ですね。
そのお手伝いをすることが、私のお仕事です。
体力測定会はそのきっかけ作り。
がんばります。

⚫︎測定項目

•フレイルイレブンチェック
身体が弱っている状態かどうかを確認する項目で、11つの質問で構成された質問紙の記入
•握力
上肢の筋力や健康状態を反映する項目で手の握る力の測定
•閉眼片脚立位保持
転倒リスク、バランス能力の判断基準となる項目で片足での目を瞑った状態での立位保持時間の測定
•片脚起立
下肢筋力、ロコモの判断基準の1つとなる項目で、片脚でどのくらいの高さの台(10〜40cm)から立ち上がれるかを測定
•CS-30
下肢筋力を反映する項目で30秒で何回立ち座りができるかを測定

今回選んだ5項目は、
①幅広い年代の平均値があること
②簡便であること
という条件を中心に考えた結果です。
これだと高齢者は大変かな、これだと若者はつまんないかな、これだと時間足りないかな。。
などなど紆余曲折があり6月からずっと悩んでました笑
でもとりあえず早速実現できて良かったです!

⚫︎測定会の流れ

①体力測定の意義の説明
②質問紙実施
③準備体操
④運動項目の測定実施
⑤整理体操
⑥各項目の解説
⑦バランス、筋力向上のアドバイス

⚫︎測定会の様子

前回のセルフケア講座の時よりも人数は増え、12名の方が来てくださいました!

握力測定の様子。正しい姿勢で計測できていますねっ
なるべく若い世代と高齢の方をペアにさせていただきました。
皆さんわいわいやってくれてて嬉しかったです^^

事前に声かけした甲斐がありました😌笑
12名でも、人口比にしたら全体の7.5%、
私が所属している病院がある千葉県印西市の人口が11万人で、その7.5%っていったら8300名ですからね!笑
ポジティブにいきましょう^^笑

整理体操の様子。膝への負担が大きい項目ばかりであったため、しっかり膝周りもほぐしていきます。
バランス、筋力改善のワンポイントアドバイスの様子。
遅くで疲れて眠いなか、皆さんしっかり聞いてくださいました。

⚫︎最後に

測定して終わり!
ではなく、
★今の自分の身体機能を知ったところが始まりであること
★これからの健康に対する意識や行動が重要であること
を強調させていただきました。

そのお手伝いができるように、これからも定期的に体力測定会を行うこと、具体的な行動変容のプランニングを一緒に行うことを案内し、今回の体力測定会は終了しました。

主観ですが、とても良い会だったと思います。
ほっとしました。
皆さまご参加いただきありがとうございました!

青ヶ島村地域包括支援センター 理学療法士 石川蒼馬

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