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職人の業🪵🛠️

足腰の筋力を測る方法の1つに、『片脚での起立』があります。
こちらはロコモティブシンドロームの判断基準の1つで、40cm-30cm-20cm-10cmの高さからそれぞれ片脚で立ち上がれるかどうかを挑戦していきます。

広い世代に採用できる基準であるため、青ヶ島の体力測定会でも項目として取り入れています。

そんな第2回目の体力測定会の折、
年季の入った10cm台が歪んでしまいました。

さて、次回はどうしようかと考えていたら上司からアドバイスをいただきました。


ということで、
ないなら作ってしまおう!
いつもお世話になっている地域の方にお願いして、材料と工具を用意していただき(深く感謝いたします!!)、
長年大工をしていた方に、
「一緒に台を作ってほしい」とお願いしました。
職人さんは快諾してくれました☀️

私は、僭越ながら助手をさせていただき職人さんの技術を間近で見るという、この上ない貴重な経験をさせていただきました。

まずは大きな板に、切断する場所に目印を付ける。
躊躇なく鉛筆がはしります。
電動ノコで切断する。
こちらもやはり、躊躇なし。
切り出した部品にビスを打ち込みつなげていく。
そして、、
電動ドライバーで深くビスを差し込む。
時間にして1時間弱!
あっという間に完成です!👏👏

ちなみに今回は、10cm台だけでなく、30cm台も作っていただきました。
(体力測定会時の30cm台は10cmと20cmを重ねて行ってました)

仕上げの面取りは私のお仕事。
やすりで表面や角をとっていきます。
完成!!

これからも体力測定会は続いていくと思いますし、いろんなサイズの台があるってとても便利で、このタイミングで新調できて良かったと思います💡

少し話が飛びますが、
高齢者のライフステージでは、お仕事の引退により社会的繋がりが希薄になったり、身体の衰えにより無気力になりやすいことがあります。
そんな方へ、役割を与えることはとても大切になってきます。
今回は単発でしたが、これからも生きがいとなるものを一緒に探していけたらと思っています!

という、少しリハ職的な目線も取り入れた記事でした!

青ヶ島村地域包括支援センター 理学療法士 石川蒼馬

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