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入院日記3日目 先生。わたし、脳腫瘍でしょうか。

6月29日から入院生活が始まった。
尋常じゃないめまいが続いていたのでなんかあるのかなとは思っていたが、ないことを祈っていたのに。

しっかりとMRIの写真に写り込んだ白い影。
脳梗塞の疑いで、29日はあらゆる体の動きを見てもらう

体調は変わらず、吐き気もつらく、こんなことしてちゃいけないのかもだけど、好奇心も含めて記録してみるのもいいかもなんて思い日記を書いて見ることにした。


今日はたくさんの方がご挨拶に来てくれたり、掃除をしにきてくれた。
薬剤師さん、リハビリ担当のかた、脳神経科のご担当してくださるお医者様、部屋着を取り替えてくれる人、ゴミを集めてくれる人、床を履いてくれる人。入院中退院後困った時相談できる人、点滴を変えてくれる人。看護師さんも昼と夜と変わってご挨拶に来てくれる。

でも基本今日は検査も何もなく新しく部屋着を取り替えたくらいしか変化がなかった。

脳梗塞になりやすい人の特徴を調べてみた。
高血圧、糖尿病、飲酒、喫煙などなどすべてあてはまらない。今日もさっき測った血圧の上の数値が96だったし。医師も私の手足の動きをみたり目の動きをみながら、「でも脳梗塞にしては経過がおそいんだよなあ」などと話していたっけ…。ということは…

脳腫瘍!かもしれない。
脳腫瘍の特徴はなんだかあてはまるような気がしてくる

頭を手術する…怖いなあ…

夕方、29日にみてくれた先生が病室に来てくれた。主治医の先生はまだわからないと看護師さんから言われていたから、あの先生はもう会えないかと思っていただけに、お会い出来ただけでも嬉しい。
なんだか涙がでそうになる。

先生は、なかなか検査の順番がとれなくてすみませんと恐縮しつつ、まだ血液検査などの結果が出てないんでねーなどと話す。
症状的にはね小脳のまわりの神経が炎症を起こしてるんじゃないかと思うと話してくれる。
そうかあ、怖い名前の病気だけじゃなくて、炎症だけ?とかそういう可能性もあるのかと少しホッとしつつも思い切って聞いてみた。

先生、わたし、脳腫瘍じゃないでしょうか。

先生は一瞬目を泳がせ、慎重に言葉を選んでくれた。
まあそういうことも含めてね、見逃さないように検査していきますね。

まずは明日CTをやりましょう。
体の何かが脳に影響してないかをね、みます。

MRIみたいに怖くないですか?
MRI怖かったですか?
音とか閉鎖感とか…
CTはあんなに音もしないし閉鎖感もないですよ。時間もあっという間です。

少しホッとした。
でも、なにかありそう。体に…

やっぱり怖い。
入院は怖いことが続くなあ…



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