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東京23区に73か所!すべての富士塚をめぐる挑戦 [7]宮城の富士塚(宮城氷川神社)

今回は
東京都足立区宮城1-38-6
にございます氷川神社にお邪魔しました。

こちらの祭神様は素戔嗚尊(スサノオノミコト)

この辺りは駅がなく、バスが一番近くなるかとおもいますが、ちょっとわかりにくい場所にあります。

駅はかなり遠くなりますが、一番の最寄り駅は東京メトロ南北線の王子神谷駅ではないかと思います。




石像や石碑など新しくしたばかり?なのかな。
狛犬だけでなく、とても新しくてきれいなものがいろいろありました。




この境内には「水神宮」というものがあります。

水神宮とは水神を祭る神社。
農耕民族にとっての水は最も重要なものの一つであり、日本においての水神様覇、田の神と結びつくのだそうです。
また、水源地に祀られている水神様は山の神とも結びついているとか。

水神の象徴としては河童や蛇、龍などがあるそうです。

このあたりはすぐ隣に荒川があり、荒川はその名の通りかなり暴れた川だったらしいので、そのための水神様かも?と最初は思っていました。

たしかにそれもあるかもしれません。

でも、こんな説もみつけまして…

富士山の祭神は「浅間大神」と「木花咲耶姫」ですが、この木花咲耶姫は富士山本宮浅間大社に「水神」として祀られているそうなのです。

木花咲耶姫は実は別名で、本名は日本書紀では、「吾田鹿葦津姫(あたかしつひめ)、古事記では「神阿多都比売(かむあたつひめ)というらしく、「鹿葦」「阿多」は南九州の地名。コノハナは鹿児島県の神なのであった。
大山津見神が父、姉は石長姫である。
天照大神の孫の邇邇芸命(ににぎのみこと)にみそめられ、子を懐妊した。しかし、みことに不貞を疑われて憤慨し、火を放った室で出産したという話がよく引き合いにだされる。このことから安産や子育ての神とされたりもするが、別の一面もある。
富士山が火山だから火中出産と結び付けられやすいが、実は木花咲耶姫は、水に関係があるという説。
彼女が生んだ「火須勢理命(ほすせりのみこと・日本書紀)または「火照命(ほでりのみこと・古事記)は、海幸彦のことだ。
木花咲耶姫が富士山本宮浅間大社に「水神」として祀られているのは、ここに理由があるのではないか、とも言われている。
火(富士山の噴火)を鎮める水の神として。

ご近所富士山の「謎」 有坂蓉子著 より


えー?海幸彦がつながるなんて!
興味深いですー!


それにそれにこの扁額!

水神様と少し関係があるのでしょうか。
富士塚の鳥居についていた扁額が興味深い装飾がされていました。

龍かな?蛇かな?うねうねたくさんついています。
ちょっとぶきみではありますが、
でも凝ったデザインだなあ!ってまじまじ見入ってしまいました。

浅間神社の文字がうっすらみえます
鳥居はかなり補強がされていました。
もうかなり古いのですね。




さてさて富士塚です!
ミニチュアですが、登ろうと思えば登れなくもないというような形にはなっています。でもやっぱりあぶないかな・・・

(右)浅間神社  (左)三峯神社
険しいけどのぼれなくもない?
手前にはなにがあったのかなあ。
昔はもっと華やかに旗などがあったのかもしれません
明治の文字がうっすらみえます
これはたぶん彼岸花?富士塚の裏手です


ここの場所に行く途中にある豊島橋から
富士山がみえるのです。

あの富士塚に登ったら当時はもう少しみやすかったのかなあ。

これはお正月にうつしたもので
ゆきがかぶっています。
ちょっとわかりづらいのですがみえますか?

マンションの高いところにお住まいの方は毎日見れるのだろうなあ!☺️☺️❤️



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