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レジをやっていて、このひとにお得情報教えてあげたいなあと思う時

レジの仕事をしていると
この人にお得情報教えてあげたいなあと思う時がある。

それはお店だけのルールにあるお得情報だ。
ポイントカードを作ってもらうというということがまず発生するし、支払いの時にちょっと遠回りをしていただくようなことや、お客様のお金を少し余分にいただいてしまうような方法なので、お伝えしてもいいものか少し躊躇してしまう。

でもこのお店のカードを作ってくれていて、結構日常的に、しかもまあまあな金額を使ってくれる人なら絶対お得なのだ。
ポイントカードを作ってくれた時に一応ひと通りお伝えしてはいるのだが、会計の時にお客様がその手順を選ばないと、ああこの人はきっと知らないんだろうなと思う。

その方法とはカードにチャージをしていただき、そのお金を使って「チャージ支払い」をしていただくのである。現金やコード支払い、クレジット払いをしてもらうより毎回必ず一回分多くポイントがつく。
また、そういう支払い方をしてもらうと週に2回、5倍つく曜日がある。
さらに、月に3回10000円チャージしてくれると現金100円がつくプレミアムデーがある。

地道ではあるが、ちりも積もればで、結構ポイントがどんどん貯まるなあということを、毎日は利用していない私などでも感じる。ある時ふとみると何千円単位でたまっていて嬉しい!なんてことがよくある。

この人よくご来店くださるなあ。そしていつも3000円くらいは買ってくれるなあ。
そんな人にはついお伝えしたくなる。

でも、ちょっと言いづらいなという人には諦めてしまうことも多い。
それは絶対断られそうな雰囲気のある方だ。
私が勝手にそう思ってしまったという人なので、いろんなパターンがある。

大丈夫そうかもと実際に声をかけて「あ、いいです」と説明を遮られることもあるし、「もういいの、そういうの面倒で」と断られることもあるからどんな人なら絶対というのはない。
でも、もしこれが反対の立場で自分が教えてもらえるほうなら、教えてもらいたいなあと思うのである。

実際教えてもらえることが多いので、教えやすい雰囲気ではあるのかなと思ってはいるのだが、たしかに時々うわ難しそうとか時間かかりそうという方法の時は、あんまり頻繁に利用できないかもしれないので。と、せっかく教えてくれようとしたご好意を辞退することもある。

でもこれはお得情報だけではないのかもしれないなと思うのだ。私がお客様に声をかけるとき「言いやすそう」というだけではない選択をしているなと感じることがあるからだ。

この人を喜ばせてあげたい。
そう思った人を無意識に選んでいる。

それこそどこでどうみわけているのか、自分が何を基準にしているのがさだかではないが、
絶対そういう気持ちがわいてくる。

だから私もそういう人になりたいのだ。
喜ばせてあげたいなんて思ってもらえるような人に。
知らない人にまで幸せを願ってもらえるなんて
こんなに光栄なことはない!

それに、
私がそういうふうに感じる人だったら
もしかして詐欺で騙そうとしている人も
私には心が痛んで騙せないかもしれない。笑

もちろんこれは私も気を引き締めなければいけないところではあるが…。

人との関係って、見えないところでいろんなやりとりがあるんじゃないかなあと思っている。


さんかくまゆげさんのステキなイラストを使わせていただきました!ありがとうございました!


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