見出し画像

一人旅最高記[2020/7/24]

青春18きっぷって知ってますか?

青春18きっぷとはJR全線1日乗り放題で別に18歳じゃなくても使える最強の乗車券です。販売・利用期間がシーズン毎に定まっていて、2020夏季の利用期間は7/20~9/10。ちょうど期間に入っとる!!!
というわけでふと思い立って日帰りで適当に遠くに行くやつをやってきた。

一人旅のなにが最高って、まじで適当でいいところ。普通は遠くに行く時ってあれこれ練ると思うんだけど、今回出発時点で考えてたことは「餃子食いてぇ~の」だけだった。

例えば恋人と旅行に行く時に「餃子食いてぇ~の」の一点張りだと多分フラれる。でも一人旅は「餃子食いてぇ~の」だけでいいのだ。なぜなら餃子を食いてぇから。それ以上でもそれ以下でもない。それが一人旅なのだ…。


というわけでとりあえず餃子を食いに宇都宮に行くことにしたんだけど、栃木といえば秒速5センチメートルの「桜花抄」に登場する岩舟駅があるなと思ったのでかる~く聖地巡礼もしてきました。

画像1

激田舎でな~んにもなくてよかった。

劇中で貴樹が2時間の立ち往生を食らった小山→岩船の区間は実際には20分程度の距離であることを知って、あの雪のシーンで受ける焦燥感により奥行きが生まれた気がする。中学生にとっての東京↔栃木という距離感にも想いを馳せたりした。こうやって物語の中の感情に実感を溶け込ますことができるのが聖地巡礼の良さですよね。これは沼津でもよく感じる。

余談:コミカライズ版の秒速5センチメートルには、映画ではセリフ無しだった「秒速5センチメートル」がかなりがっつり描かれていてその中で大人になった貴樹がこの岩舟に訪れるシーンがある。そこも今改めて読んだら何か感じるかもなと思ったけど、単行本が大量の漫画入りダンボールのどこかに埋まっているせいで読めなくてかなりキレています。


画像3

宇都宮駅には餃子の像があるぞ!ビーナスが餃子の皮に包まれた「餃子のビーナス」の像らしい。バカだねぇ~


画像2

餃子像だけじゃなくて本物の餃子もあった!!!!!うめぇ~~~~~~~

餃子を食べるのが目標だったので昼には目標を達成してしまった。なのでせっかくの18きっぷなので適当に北上することに。


画像4

途中乗り換えた黒磯駅で見つけた逸した短冊。「彼氏ができませんように」って何?
短冊には「5000兆円」から「難病克服」まで多種多様な人生が雑に詰まってて良い。でももう7月も終わりかけなのに、いつまで飾ってるんだ。


画像5

オタクなのでこういう写真撮らないとと思って撮った写真。普段あんまりやらないからちょっと恥ずかしかった。


そんなこんなで郡山に到着。片道5時間くらいでした。尻が強いので長時間の移動が全然苦じゃないというか移動時間が好きなのでほんと18きっぷと相性が良い体質だな…。電車の中で音楽聴いたり本読んだりぼーっとしたり寝たりしてたら遠くに着いてるので18きっぷは神。

適当にぷらぷらしてたら駅の近くにしょ~ぼいサウナやさんがあったのでそこでゆっくりした。こんなことが許されてしまうのが一人旅の醍醐味なのだから…。

画像6

1時間くらい寝た。安くてゆっくりできてかなりよかったから近所にほしいな。あと受付のとこにねこがいた。ねこがいると得した気分になるので嬉しい。


画像7

その後いい感じの定食やさんで夜ご飯を食べたんだけど、ここのからあげがすごかった。ダイエットを若干意識して小盛り(からあげ3個)を頼んだらからあげ8個が合体して誕生するキングからあげが3個乗っていた。

画像8

1個250gくらいあるらしい…。死ぬかと思ったけどおいしかったので食べ切れました。また行きたいな、機会があるといいな。


画像9

伝説の三鳥(郡山のすがた)


画像10

炭治郎が斬ったやつ


画像11

朽ちたドラえもん


というわけでまた5時間かけて帰ってきましたとさ。(朽ちたドラえもんは帰ってきて家のそばでみつけた)

18きっぷは5回分で12050円なので1回あたり2410円、今回の旅程は片道4000円ちょっとだったので単純計算で6000円近く浮いた計算になります。18きっぷは神。そしてあと4回分のこっとるのであと4回適当にどっか行けます。18きっぷは神。

みんなも使おう、青春18きっぷ。


おわり

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?