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「わからない」を伝えると成長スピード2倍になった

みなさん、こんにちは。
スタートアップでCOOを目指すハマサキです。
現在は、デザイン・マーケティング・業務オペレーション効率化・経営戦略などに携わっています。

今回は、「わからない」を伝えると成長スピード2倍になった話。

1on1で、部下が伝えてくれたこと

先日、1on1の最中に部下がこう伝えてくれました。

「話してる最中に、分からない用語とか話が出ても、その場では聞けず影で調べちゃいます…」

まずは、これ完全に私の責任ですね…。
聞きにくい雰囲気にしていたことや、彼がわからない状態になっていたことに気づけていませんでした。まだまだです。反省。

私の反省は一旦置いておいて、彼の話を深く聞くとこんなことが分かりました。

・調べればわかると思ってしまう
・聞くことに遠慮してしまう
・プライドが高い→分かっていないと思われたくない

これはほぼ最後の「分かっていないと思われたくない」がネックになっていると思いました。
彼は、自分の努力を人にあまり見せたくないという特性があり、それゆえその場で「わからない」が伝えられなくなってるようです。
また地頭の良さから、調べれば大抵のことが理解できてしまうのも、要因の一つなのかなと。

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まるで少し前の私を見ているようで、思わず「わかるーーー!」と言ってしまいました。

「分からない」を伝えないことによって起こること

私も彼と同様、変にプライドが高く、その癖完璧主義。
この2つが合わさった人間は、それはまあめんどくさいです。

「わからない」ことを相手に知られたくないから、その場で質問できない、だけど完璧主義なので、「わからない状態」は我慢できないから影でめちゃくちゃ調べるというソーバッドな流れ。

何がバッドかというと、影で調べて『分かった気になっていること』と、『理解するのにコストがかかりすぎていること』です。

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分かった気になっている』
自己学習には限界があります。
自分で考えられる限りの捉え方しかできず、幅広い視点から理解するのは困難です。
ネットで書いてあることを理解しても、会議では別の意味で使われていた可能性もあります。

『理解するのにコストがかかりすぎている』
単純にその場で聞けばすぐに解決。後で調べる時間は別の仕事やインプットに割り当てられます。とにかく時間が大事。

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▲後で調べると全体的に理解がスカスカ

以上のことに気づいてから、私は分からない用語や話が出るたびに「わかりません!」と意思表示して助けてもらうようになりました。
それからは、成長のスピードが目に見えてぐんっと上がり、自分でも驚くほどです。

※もちろん、大勢での会議の場などでは聞けるかどうか空気読むことが大切です。

「わからない」を伝えたことによって起こること

「わからない」と伝えたことから話が広がったり、有益な書籍や記事を紹介していただいたり、周りの方はこんなに助けてくれるんだと感動しました。(私の周りはギバーの方ばかりということもあるかもしれません)

まとめるとこんな感じ。

・周りが私のレベル感を正しく理解してくれた
・今の私におすすめの書籍や記事を共有してくれた
・プラスアルファの知識も教えてくれた
→結果、成長スピード2倍。

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あんなに高かったプライドはいずこへ?

変に高いプライドゆえ、「分からない」意思表示ができなかった私。
ではなぜ、できるようになったのか。
それは、『プライド守ってる暇なくなるくらい本気になった』からかなと。

本気で事業を成長させる立場になったからこそ、時間が惜しくて惜しい。
そしてとにかくひたすら永遠に自分の未熟さに気付かされる日々。

気づいたら、「わからないです!教えてくださいそれ!(鼻息)」ってなっていました。

立場は人を創る。

「わからない」の伝え方

「わからない」意思表示をすることの有益さが分かったところで、「どのように伝えるか」がわかれば即実践できますね。

以下、私が実践していたことです。

「勉強不足ですみません!ここってこういうことですか?」
(…枕詞はなくても良いかもしれません。)
ただ、「ここわかりません!」と言い切ってしまうよりかは、ある程度自分の仮説を伝えるのがオススメです。
解釈自体が間違っているのか、使い方が間違っているのかなど、何がわかっていないのかが理解できるので、相手が答えやすくなる気がしています。

部下にも丸ごと何かを任せてあげる

相談してくれた部下にも、何か1つ任せてあげることが必要なのかもしれないです。

KPIなどの具体的に達成すべき数値や期限を設定すると、なりふりかまってられなくなって、「わからない」と言えるようになりそう。

ハマサキマネジメント奮闘記はまだまだ続きそうです。

ここまで読んでいただきありがとうございました。
良い週末を!

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