超受験対策RPG妄想製作室 ⑩ゲームストーリー

今回は、世界史を旅するという舞台設定をもとにしたストーリーを考えていこう。

1.目的、はじまり
世界史を旅するということには、目的が必要だ。それは時空の歪みを矯正し、「正しい歴史」を作り出すこととしている。このゲームにおいて、「正しい歴史」とはもちろん受験に出てくる教科書としての歴史である。
ストーリーの流れとしては以下のようなものを考えている。(はじめは小松左京オマージュ)
①昨日まで確かにあった歴史的事実を、主人公を除くすべての人が忘れている。
②主人公は、その原因を探るため、世界史の教科書を読む。すると、なにもかもが見たことのない歴史になっていた。
③突然、主人公は教科書に吸い込まれ(方法は要検討)、別世界に。するとモンスターが現れ、主人公に襲いかかるが、仲間が助けに入り、事なきを得る。
④事情を聞くと、突然物理法則が乱れ、時空が歪み、他の世界がこの世界に流出入し、もとあった歴史をねじ曲げているらしい。
⑤自分の世界へ戻るためには、世界を「正しい歴史」に戻すしかない。家へ帰るために、歴史を巡る旅がはじまる。

2.原因、ラスボス
基本的に主人公たちには最低限の会話的役割しかあたえず、キャラは世界史上の人物のみとして、歴史上の人物を中心に、親しみをもって記憶に残してもらうようにする。

また、いくら世界史を旅することそのものに重きを置くとしても、そもそもの時空の歪みの原因を設定し、ラスボス(ゴール)へと向かうようにしなければならない。
物理法則がねじれた原因としては、「偶然」によって現れた、時空間を破壊する竜の仕業であるとする。今まで当然と思っていた世界が、ある日突然変わってしまい、そこには説明できる理由はない。そもそも、世界はなぜ変わったかではなく、なぜ変わらなかったのか、ということだ。今まで当たり前にある世界だと思っていて、たまたま続いていた世界は、今変わってしまったという単なる事実。つまりは、帰納的思考(自然科学)の弱点、世界が1億年続いたのだがら、1億年と1日目も存在するだろうという傲慢さとその否定。この発想はカンタン・メイヤスーのハイパーカオスをもとにしている(本はまだ読んでないので、今度買おう。。。)。ラスボスは時空間を破壊する竜、「時竜」とする。なぜ竜にしたかは、単なる思いつきだ。なんならユニコーンでもいい。

大まかな設定は以上になる。次回は個別の設定、用語などについて考えよう。

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