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持続可能鶏ハム生活

在宅勤務なので昼ご飯は毎日家で食べる。
自分にとって平日に一人で食べる昼ご飯というのは作業であり、そこで良いものを美味しく食べたいという欲求は少ない。
なので特に拘りなくラ王を毎日食べているのだけれど、同じく即席麺のサッポロ一番塩味を食べる機会があって、それが美味かった。

例え作業といえども美味しく楽しいほうが良いに決まっている。というわけで昼の食事への関心度が上がってしまった。
そこでトッピングを考えてみた。
サッポロ一番塩味に合うものはないだろうかと冷蔵庫を漁ると、出てきたのはサラダチキン。
それをスライスして乗せてみると野に咲く花のように丼が煌いて、俺が今まで食べていたのは何だったのだろうとすら思ったほどに退屈だった時間が満たされた。
夕方に空腹で死にそうになることも減ったように思う。
というわけでスーパーからサッポロ一番とサラダチキンを一緒に連れて帰る生活が始まったのだけれど、どうせならチキンは作ってみようと思い立った。
何故ならそのほうが安いからである。
即席麺を毎日食べるのは安さにメリットを感じてのことであるが、チキンも買うと出費がかさんでしまう。それは防ぎたい。自分で作ると半額以下だ。
気分転換にもなるだろう。


というわけでサラダチキンもとい鶏ハムを作ります。
まずはブログに載せても恥ずかしくないようにキッチンを掃除します。
そして鶏が浸かるくらいのお湯を沸かす準備をしましょう。


SEIYUで買った鶏です。鶏むね肉。
サイズは200~250gくらいの小さめがオヌヌメ。 
あんまりデカいと火が通らないしデカい鍋も必要。

鶏ハムを作る一般的な前準備は以下である。
・鶏むね肉を観音開きにして厚さを均一にする 火が通りやすくなるので
・砂糖を揉みこんで10分ほど放置する 柔らかくなるので
・紙タオルで押さえて水けを切る
・そして常温に戻す

はい。
めんどいな。
というわけでそれらは無視します。
何故なら持続可能な鶏ハム生活なので。
こちとら毎日即席麺を食べているので消費スピードが凄いのよ。
休日だけにやる趣味の料理じゃないんだ。
こんな手間を毎回はやってなんかいられない。


というわけで工程は沢山飛ばして、フォークで滅多刺しに破壊します。
まな板も包丁も使いません。うれしい。

雨の日の泥の足跡みたいな見た目になるまでズタズタにできたら、ラップを敷いたところに乗せて塩コショウお好み。

私ってソーセージ……?って言いだすくらいにまでラップの両端をくるくるくるりんして涼宮ハルヒの圧縮みたいにしてください。
もしもこの鶏ハム作りを良い思い出にして終わらせたいならラップは2重にすることをお勧めしたい 1重でやったら肉汁漏れまくった。


アルミホイルってどっちが表なのか

続いてアルミホイルも2重にくるくる。 


そろそろお湯が沸けているはずです。
沸けていなかったらスクワットをして待ちましょう。僕はしました。
お湯にアルミホイルで包んだ鶏ハムを入れます。
すると生意気にも浮いてくるので、重しをして沈めてください。
僕は鍋の蓋で抑えてます。これで5分待ちます。


5分経ったら火を止めてください。ここに蓋があればなおよい。
そして一旦鶏ハムのことは忘れてPCの前に移動します。
PCで遊んでいると2時間ほど経っているはずなので、放置されてすっかり常温になったお湯から取り出してラップとアルミホイル剥いで完成です。
忘れてそのまま朝まで寝てしまったこともあるのですが結構大丈夫だった。


完成

スライスしてみると砂糖で揉みこまなくても十分に柔らかくジューシー。
しかもこれ出来立てじゃなくて2日後の写真です。凄い。

いかがでしたか?
お湯の量が十分でなかったりすると生茹で部分が出来ちゃうので注意が必要な場面です。
生茹でだった際に焦って電子レンジで火を通すのは、美味しく頂きたいなら余りお勧めしない。

低音調理系は火の通りの部分で結構あぶないらしいので自己責任なのですが自分は既に10回くらい作ってますが今のところ生きてます。
持続可能です。

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