それは私の人生じゃない
日曜夜ですね。今夜は長文回答回だぞ。
やっていきます。
あなたと彼氏の間にはおそらく大きな年齢差があり、彼氏はすでに社会人として働いていて、一定以上の収入を得ており、かつインテリっぽい感じなんですね。顔もかっこいいんじゃないかな。おそらく自慢の彼氏なんでしょう。
あなたは今、年齢差や頭脳、金銭的なことで彼氏に引け目を感じていますね。だからこそ自分の目指す職業で収入を得て、金銭だけでも彼氏と対等になろうとしている。
あなたの相談を読んで、私がもしあなたの彼氏の立場だったら、絶対に引け目なんて感じさせないのになあ!と(勝手に)思いました。だって、すでにお金を稼いでいる年上のこちらの方にパワーバランスが大きく傾いていることは明らかです。こっちには社会経験だってある、お金もある、余裕だってある。めちゃくちゃ有利な状態で付き合いをしていて、その上年下の女の子に引け目を感じさせるなんて、そんなことがあっていいのか?と35歳の私は思うわけです。
それに、歳下の恋人が目指している職業を”オレは良く思っていないよ”とストレートに言ってくるのも、私はあまりステキなことだとは思えません。これは私が医者で、看護師さんという職業を敬愛しているので私情もおおいに含まれてはいるのですが、
看護師さんになることを良く思わないって何???
(全ての看護師さんがそうではないにせよ、)看護師さんの優しさやあっけらかんとした明るさ、忍耐強さに私は何度も救われてきました。職業に貴賎はないとはいえ、看護師さんという仕事は私にとって一等素晴らしいのです。
仮に看護師の夢を諦めて別の職業に就いたとして、それであなたは彼氏を許せますか?ご存知の通り、愛は決して永遠ではありません。愛が色褪せた時、あなたの夢を無理やりへし折った彼氏のこと、許せそうですか?
仮に反対を押し切って看護師になり、彼氏と破局したとしても、看護師免許と夢を叶えたという事実は残ります。
インターネットの見知らぬ女(私)が言うことより、目の前のかっこいい彼氏のことを信じたくなるのは当然ですが、私がここに書いたことを心の片隅には置いておいてほしい。看護師さんを心の底から敬愛する私からのお願いです。
子どもに対してイラつかない大人なんているんでしょうか?
あなたが子どもに物を教えるのも、私が自分の子どもの生活を支えるのも根は同じで、目の前の子どもの未来が少しでも明るくなるように、みたいなピュアな気持ちがそこにはあると思うんですが、あまりそういうことを考えない方が良いのかなと最近は思ったりもします。
なぜなら4月から子どもが年中さんになって、とうとうお受験が視界の端にちらつき始めたから。私自身が小学校受験組であったが故に、”同じ人生を歩むのが安牌でしょ”みたいな感じでお受験に熱が入るのが、今私が一番恐れていることです。
話が逸れました。
私は子どもの親なので子どもの人生に対してある程度の責任を負う必要があります。子どもに対してイライラした時に思い出すのは、”所詮他人の人生だ”ってことです。何度教えたことができなくても、躾や教育がうまくいかなくても、それは所詮、彼女の人生です。決して私の人生ではない。実の親である私ですらそうなので、ましてや、教育の一環として関わるあなたにとって、子どもの人生は本来完全に他人事であるはずです。
質問文を読む限り、あなたは仕事に対して非常に誠実に、真面目に向き合っていらっしゃるのでしょう。しかし、先生であるあなたがどんなに誠実かつ真面目に向き合っても、すぐに結果が実らない可能性は十分にあり得ます。
思い出すのは、小学校1年生の頃の担任の教師のことです。彼女は真面目で厳格な、古き良き教師でした。
私は発達が遅く、理解力も低い子どもだったので、彼女にとっては出来が悪く、鬱陶しい生徒だったと思います。私は本をたくさん読むのだけが取り柄の、ぼんやりした子どもでした。彼女に何度も叱られた意味がやっと分かってきたのは、小学校高学年になった頃でした。その頃になって、大人が私に向かって何を言っているかやっときちんと理解できるようになったんです。
あなたにアドバイスをするとすれば、別にすぐに教育の結果が出なくても良いじゃないか、ってことです。これは親になった私が常に心がけていることでもあります。自分の子どもも所詮は他人で、そして、他人の人生をコントロールするなんてことは絶対にできません。
学習ドリルで何回も同じところでつまづかれたり、何度言っても丁寧に線を引くことができなかったりすると、内心”ウガ〜ッッ!!!”と叫び出したくなります。私もあなたと全く同じなんです。でも、ヒートアップしそうになるたびに、”別に教えたことが実らなくてもいいじゃん、私が教えたくて教えてるんだから”と思うようにしています。
教える側であるこちらは、やるべきことをやればそれでいいんです。その結果まで引き受ける必要はない。それに、こちらの教えたことが子どもの中ですぐに結果として実らなくてもオッケーです。かつての私のように、数年を経て”そうか、あの時散々叱られたのはこういう理由があったんだな”と唐突に理解するかもしれないから。あなたも私も、”アタシが教えたことも、いつかは役に立つかもね!”ぐらいの気楽な気持ちでやっていきましょう。
今日の回答は以上!!
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