お母さんが虫大嫌い!〜どうする?自然との関わり〜
夏だからでしょうか?
お母さんご自身が、虫が大嫌いというご質問が重なりました。
お母さんが大嫌いなのに、子どもに絶対に虫に関わる体験させなくてはならない。ということではありません。
保育所保育指針を抜粋してみます。
環境
周囲の様々な環境に好奇心や探求心をもって関り、それらを生活に取り入れていこうとする力を養う。
ねらい
1 身近な環境に親しみ、自然と触れ合う中で様々な事象に興味や関心を持つ。
2 身近な環境に自ら関り、発見を楽しんだり考えたりし、それを生活に取り入れようとする。
3 身近な事象を見たり、考えたり、扱ったりする中で物の性質や数量、文字等に対する感覚を豊かにする。
なのです。
虫に触れ合う体験はこの『環境』という領域の一部分です。
子ども自身の得手不得手
保育士の得手不得手があり
活動が強制的にならないように、“様々な事象”と表現されています。
ですから、“自然と触れ合う”というねらいに対して、絶対に虫に触れなければいけないということではありません。
虫が苦手なら、花の栽培でもいいし、雨の中の散歩でもいい。
洗濯物を一緒に干しながら風を感じたり、とりこみながら夕焼け空を眺めたりでもいい。
天気がいい日はよく乾く
風邪がある日はよく乾く
生活の中に、
なぜ?どうして?と感じることが沢山あります。
秋になったら、落ちていく葉もあれば、落ちない葉もある。
そういうことを先回りして教えてしまずに、子どもが、自然のどんなことに興味を持つか?を心待ちにして子どもの声に耳を傾ける。
親としては、それで十分なのです。
万が一お子さんが虫に興味を持った場合は、
「お母さんは虫が嫌いだから、玄関の外にしてね」
などの範囲を決めるなど、その時々の“きまりごと”を一緒に考えればよいのだと思います。
「あれもさせなくちゃ」
「これもさせなくちゃ」ではなく、
子どもの興味に寄り添っていく。
成長に必要なのは、好奇心や、探求心や感性を養うための
「なぜかな?」「どうしてかな?」
と感じる体験です。
自然は、その好奇心や探求心をたくさん引き出してくれる材料です。
無理して、やるものでも
無理して、やらせるものでもありません。
好奇心や探求心の芽生えを楽しめる豊かな経験は沢山あります。
お母さんも苦手なことを無理するのではなく、得意なことから一緒に楽しむことで、子育てが楽しくなります。
頑張りすぎないで(^^♪
一緒に子育てを楽しみましょう☆
私たちはいつでもここで待っています。 何かあったらぜひ頼ってください。 この「しあわせお母さんプロジェクト」の活動を継続するために、 皆さんのご支援をお願いします。