3人の操縦士

私の中には“ネクラ”がいる。とても大きい。
あとは、“キラキラ”と“オチツケ”。

誰かと話している時、頭の中では基本は“オチツケ”が次に何言ったらいいかなぁとか言ってる。

テンションが上がってきたら、それは“キラキラ”のしわざ。マイペースで、好きなものが現れたりすると露骨にこいつが全わたしを支配する。用もないのに突然外に出よう隣町までチャリ漕ごう今日は勉強8時間やろうなんて言ってくるのも“キラキラ”。

厄介なのは“ネクラ”。いつも“オチツケ”がコックピットにいるけれど、友達にちょっときついことを言われた時なんかは“ネクラ”にハイジャックされる。ずっと存在に気付かなかったけど、最近優しい人と話していて“ネクラ”が見えるようになった。自分でもふとした言葉なのに、もっと自信を持ってと言われたり。すごく褒められたのに、私が優れているからというより相手が優しいから褒めてくれている、と感じる。凄い人を見ると、私には何もない、できない、希望がない、とすぐに落ち込む。

凄い人にはなれなくてもいい。優しい人になりたい。優しい人には卑屈ではなく優しさを返したい。

もっと“キラキラ”が活躍できるように、“ネクラ”と上手に付き合っていきたい。病気やなんかではないけれど、だからこそ。「落ち着け。」

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