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【季節ごよみ】〜清明:虹始めて見る〜

季節ごよみ、久々に更新できそうです…なんだかバタバタしてたりメンタルやられていたりしていました…。

少し前の事を振り返ります。


気がつけば私の住む知床にも春の便りがやってきそうな予感。
少しずつ、でも着実と赤く色づいていく桜の蕾。

待ち遠しいのは人間も鳥も虫もですが、桜自身も早く満開に花を咲かせたい!とその時を待ち遠しく思っているような気がしました。


この時期(4月14日〜4月19日頃)は七十二候で【虹始めて見る】と言い、春の雨上がり、空に初めて虹が掛かる頃。
これから夏にかけて、夕立の後に虹が多く見られる季節となりました。

そんな季節に運よく虹が見られたら良かったのですが、私としては虹と同等に、いやもしかしたら、虹以上にとても見られてラッキーだ!と思える野鳥と出会うことができました。


その名も
「ジョウビタキ」です。

いやなんだ、ジョウビタキか…。と残念な声が聴こえてきそうですが、ジョウビタキは積雪の少ない地域で越冬をする冬鳥のため、本州ではごく普通に見られる野鳥ですが北海道ではあまり見かけることの少ない野鳥です。


という私も野鳥観察歴3年目で初めてお目にかかることができました。

しかも、今回出会ったのは私がいつも散歩でよく使う家の近くの公園…!
正直、こんな北海道の東の果てまでわざわざ渡って来ないだろう、せいぜい道南とか札幌近郊で見られる野鳥だろう。と思っていました。

実は、3月の下旬にいつも野鳥撮影に行く河川敷でも見かけたのですが、私の住むところからは40キロほど離れた場所ですし、私の住む場所はさらに東の果てなので、この河川敷で見れたことも十分奇跡だと思っていたのですが、まさかこの河川敷からさらに40キロも離れた場所にも渡ってくるとは驚きでした…!


チラチラとこちらの様子を伺っているような素振りです。何もしないよ~💦驚かせてしまったかな。


しかも、私が河川敷や近所の公園で見かけたのはぜひ一目でいいのでお目にかかりたいと願っていたオス。
頭の銀白色、顔は黒、体はオレンジ色。それぞれの色は個性が強いはずなのに、なぜか完璧で美しい。

名前の「ジョウ」は「尉」で銀髪を意味します。

そして、翼にある白い斑点を着物の紋に見立てて「モンツキドリ」とも呼ばれるそうです。


銀髪にガングロにオレンジ色の服。よくよく見れば派手なのに、何故か派手には見えない不思議。


滅多にお目にかかることのできない野鳥に出会えて、今年は厄年でどうしようか、と思ったりしましたが、今年も良い1年になりそうな予感がします。


メスは見かけなかったのですが、奇跡的にメスもここへ渡ってきていて、繁殖してくれていたらいいのになぁ、とぼんやりと思ったり。


今回は興奮のままにお届けしたので、若干読みにくかったり支離滅裂な文章になってしまいました…。


オオワシは気がついたらそそくさと繁殖地へ帰って行ったようですが、そろそろ冬鳥たちも渡りを開始して、夏鳥たちの爽やかな鳴き声が聴こえてくる季節になりそうです。


おまけ。
近所の公園でジョウビタキの他にミソサザイを見かけました。

小さくて丸くてとても可愛い!



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